見出し画像

6.大阪府|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

いつ;2021年1月10日(日)
どこで:梅田付近
だれと:友達と
なにを:帰省

同窓会をやる予定だったホテルで着付けてもらった。

帰省。成人式と同窓会に出るための。
といっても、同窓会は無くなってしまったのだけど。コロナで。

喉元過ぎた悔しさは、やっぱり時とともに忘れてしまう。
それでも、あの時なんとか飲み下した諸々に、ちゃんと一つずつ地団駄踏んだ想いがあったことは失くしたくないな、と今でも思っている。
あんなこともあったね、とは話すけど、あれで却って良かったんじゃない、と言う大人にはなりたくない。

成人式を与えられる側の私たちは、やっぱりまだ子供だった。


でも、多くの友達が成人式さえも実施されなかったと思うと、私たちはあんな状況でも恵まれていた側で。

地元は兵庫県西宮市。甲子園球場での実施は、屋外の集まりにカウントされる形で決行された。

普通は住民票のある市町村から案内が来るからそこに出るのだけど、幸運なことに、通った中高もそこにあったから、私たちみんなに参加の権利が与えられた。
同窓会の代わりに、来られる子たち、振袖を着られる子たちで、行った。

本当だったら、あまり知り合いのいない成人式は出ず、同窓会のためだけに振袖を着るつもりだった。
甲子園の外野に座っている自分が、ちょっとおかしかった。


梅田に来ると、なぜかほっとする。
人波のスピードだとか、駅に大きな本屋さんがあるところとか、どうしても18年かけて染みついた関西の感覚が、ここがホームだと訴えかけてくる。

地元は兵庫県なのだけど、私の大学進学を機に実家ごと上京してしまっていて(父が東京で単身赴任、母が専業主婦、私は一人っ子という、一人暮らしチャレンジが絶望的な布陣)、帰省する時はいつも梅田周辺のホテルに泊まっていた。
なので、中高時代はからっきしだった大阪に、大学生になってから少しずつ詳しくなっていっている。

最近は、一人暮らしを始めた友達の家に泊めてもらうのでその子の家の周りに詳しくなってきたけど。

梅田、日本中の大きな街の中で1番落ち着く。
実は乗ったことないHEPの観覧車、高いんだよね。
大阪駅のこの階好き
外から見ても。
開発中。今新しい建物できたらしい。

そして、大学時代多分1番通った梅田のエリアが中崎町。
カフェがいっぱいあって、こじんまりしたいろんなお店があって、車がそんなに通らないのでうろうろできる。
友人たちのSNSでそこのお店が流れてくるものだから、どんどんピン止めしているお店も増えていく。
帰省するたびに、「中崎町行きたい!」と友達を付き合わせていた。

Macの壁紙にしてるくらいお気に入り
食べてるカットもこの写真から撮り始めた
ぜーんぶコーヒー。
こういう光の入り方、吸い寄せられるように撮ってしまう
スナップ撮るのに目覚めた中崎町
中崎町


帰ろうかなぁ、大阪に。
地元でもないのに、帰省するたび友達に言っては「戻っておいでよ〜」と言ってもらっている。
仕事は東京でやるつもりでずっといて、そこはぶれもしないのに。どうしても東京は「一旦来ている」感が拭えない。

実家もない関西は、いつまで私の「帰る場所」であり続けてくれるんだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!