【第4版】エピローグ 帰郷
目覚めたものケイティ
優勝したカケルに、ルインから賢者の石が渡されました。
カケルはカケルロボC3に乗り込むと、それを月の国に届けました。
ツクヨミによる、反魂の術が始まります。
ケイティの魂は未だ今世にあり、反魂の術は無事に成功しました。
職人の国で目覚めたケイティは、死線を彷徨ったことにより、ツクヨミの千里眼に似た力を手に入れていました。
その力で知った真実――。
世界に魔力の乱れを起こした元凶、ツクヨミとラシディが密かに戦いつづけていたもの。
それは、ケイティに願いの力を与えた、妖精王リーナでした。
ケイティの最後の戦いの始まりです。
ラシディの魔力
ケイティが目覚めたことを知ったラシディは、最終決戦に向けて蓄えていた魔力を全てゴリトスのために使うことを決めました。
ラシディの魔力はゴリトスの機械の体から魂を抜き、彼に新しい肉体を与えました。
ゴリトスに再び、有限の生が訪れた瞬間でした。
帰郷
ゴリトスは一人、静かな港町を訪ねていました。
そこは数百年前、ゴリトスが生まれ育った、懐かしの故郷でした。
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