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【INFJ】私のお気に入りの漫画を紹介する
以前やった小説に続いて、INFJにお勧め漫画のご紹介。
スマホとPCの両方で編集しているので、読みづらかったらすみません。
気が向いたら書式統一するように編集します。
10位 賽ドリル(河内和泉)
「オレは生前何度も願ったのに 皆に迷惑をかける この病を治してほしいと
願いは一切 聞き届けてはもらえずに−−」
(東野杏さん 貴方が生まれて死ぬまで 見ていましたよ
良く生き 頑張りましたね)
「見ていたなら どうして?
…どうして助けてはいけない だったら地蔵菩薩はなんのためにいるんだ
いわれもない不幸も見過ごし 頑張っている者をも報わず
それで何が神様だと−−」
「最初から識る(わかる)ことなど 何もない
なんでも叶えば魂は伸びず
奇跡の届かん 現世は地獄 修練場である
ただ唯 良う生きよ いずれまたこちらに戻る時まで
我らは常に お前たちの側に在る」
地蔵菩薩が賽の河原に来てしまった子供達を救う(?笑)お話です。
結構昔のマイナー作品ですが、いまだにメンタルが凹むと読み返します。
個々人に必ずある得手不得手(才能とか特技)とか、
持って生まれた能力でどうやって頑張るかとか、
他人の能力の疑似体験をする様子とか、
神の存在意義とか…
中学生の頃に読んだので、結構物の見方に影響を与えた作品だと思われ。
漫画なのでとても解りやすく、とっつきやすい調子で
「色即是空 空即是色」について説明されていて、
仏教にちょっと興味のある人はおすすめです。
9位 魔女の下僕と魔王のツノ(もち)
「同じ人間でも 男と女では目が違う
網膜の厚みが違う 男の方がずっと厚い
網膜の内側にある神経細胞の分布に違いがあるせいだ
男性は大きくて厚い大細胞が多いが
女性は小さくて薄い小細胞が多い
男性に多い大細胞は 動きを感知する
物の速度や位置の情報を敏感に捉えるが 色の違いには無頓着だ
女性に多い小細胞は 色や質感の情報を集める
女性たちが赤や緑やベージュの類を好むのも 小細胞がそうした色を強く感じ取るからだ」
「見てる世界が違うな」
「その通り 人間には性差があって 個人差もある
増してやアルセニョは別の生き物だ 互いの違いを無視してはいけないよ
お前に見えている世界は きっと間違ってない
だが 誰にでも正しいものではない」
「配慮がなかったよ 許してほしい
男が好きな男もいるなんて実感なくて
傷つく人が実際にいると考えてなかった」
「同性愛者は世界各国に1%から10%ほど存在すると言ったろ」
「とても信じられないよ 今まで会ったことないし」
〜中略〜
「数の大きさが 伝わっていないようだね
世界各国に1%から10%程度存在する人間が他にもいるよ」
「へぇ どんな人?」
「AB型の人間だ」
何かを正しいと信じるためには
他は 間違っていると断じなければいけないからね
悪い人間が目立つけど
中にはいい人間もいるんですね
魔物みたいです
人間だった主人公(男性)が魔物になったり女になったり
ヒロインも男だったのが女になる魔法にかかってたり
その兄も男だったり女だったり時には梟だったり
犬が人間になったり人間が犬になったり
男が女を好きだったり、男を好きだったり、
女が女を好きだったり、男を好きだったり…
なんかもう色々と無茶苦茶で、常にコミカルなのに内容は結構大事なことが書かれている、個人的に三十余年で読んできた漫画の中で1番不思議な漫画です笑
種族の違いや肉体的な性別の違い、精神的な性別の違い。
色んな事を経験したり目の当たりにしたりしながら、主人公達皆の意識が変わっていく様が面白いです。
最終的に敵対していた魔王からあんな事をされるとは…
バトル漫画なのに、心がほっこりする漫画です。
とても今の時代に合っている。
セクシャルを取り扱った漫画なので、そういうの興味はちょっとあるけど難しいのはなー…、とお考えの方はぜひお手に取ってみては。
8位 アーシアン(高河ゆん)
「人類は地球に害をなすものだ
なんのために生まれてくる」
「人類も他のすべての生命と同様に
愛するために この星が生み出したんです
地球は決して地球人を見捨てない
それが愛しているということだから」
「幸せにできるよ
キスして 抱きしめて 眠ればいい」
「それは愛じゃない 欲望だ」
「バカ
欲望だけが 私の神
私は天に背き 人のルールも無視する
それでも心は変えないのさ
私は神を信じてない 神は人の愛を知らないから
神は公平だ 神にとって全ての人間は同じだ
だけど
どいつもこいつも同じ様な人間たちの中で
ただひとりを特別に思うことが愛じゃないのか」
高河ゆんさんの漫画はどれも抽象的というか、
「心」とか「感情」にフォーカスを絞った作品が多くて、どれもお勧め。
(ただし同性愛と異性愛が半々くらいの割合で存在しているので、
苦手な人はご注意ください。)
アーシアンも例に漏れず同性愛が中心で、しかも同性愛は死罪。
主人公は死罪と知っていながら同性であるパートナーに惹かれていきます。
命をかけても「パートナーを愛した心」に嘘をつかない強さを見せる者と、
「パートナーを死なせたくない」為に誤解を顧みず嘘を突き通す強さを見せる者。
「涙を流す勇気のある者と 涙を見せない勇気のある者」という
セリフも印象深いです。
また、本作における主人公は天使で、
天使達は地球に住む地球人(アーシアンと呼ばれる)の行いを見て
地球人が存続と滅亡、どちらに値するのかをチェックしています。
地球を、地球人を愛している主人公はたった一人、
祖国やパートナーと敵対してでも地球を守る決意をします。
「命をかけるほどの愛とは」というのが全体のテーマですね。
7位 フルーツバスケット(高屋奈月)
「人は良心(やさしさ)を持って生まれてこないんだよって
生まれながらに持ってるのは 食欲とか物欲とかそういう欲だけなんですって
つまり生きる本能ですよね
良心は体が成長するのと同じで 自分の中で育てていく心なんだ…って
だから人によって良心の形は違うんだ…って」
(欲望は誰でも生まれながらに持ってるから理解しやすいけど
良心は個人個人の手造りみたいなモンだから
誤解されたり ギゼンだと思われやすいんだよな
でも透は 信じてあげな
疑うなんて誰にでもできる簡単なことだし
それはきっと 誰かの力になる)
バカな旅人が旅をしてるの
どうバカっていうとね すぐだまされちゃうの
街の人達にだまされちゃうの
その度にお金や服やクツをだましとられちゃうの
でも旅人はバカだから「これで助かります」って街の人のウソにも ポロポロ ポロポロ涙をこぼすの
「お倖せに お倖せに」っていうの
で とうとうすっ裸になっちゃって さすがに旅人も恥ずかしくて
森の中を旅する事にするの
そしたら今度は 森に住む魔物達に出会うの
魔物達は旅人の体を食べたくて 言葉たくみにだましていくの
もちろん旅人はだまされて 足を一本 腕を一本あげちゃうの
結局 旅人は頭だけになっちゃって
最後の魔物には目をあげたの
その魔物は バリバリ目を食べながら
「ありがとうお礼に贈り物をあげます」って置いてくの
でも それもウソで
贈り物は「バカ」と書かれた紙切れ一枚
でも旅人は ポロポロ泣くの
「ありがとう ありがとう」
「初めての贈り物だ 嬉しい 嬉しい
ありがとう ありがとう」
もう ない目から ポロポロ ポロポロ涙をこぼすの
そして旅人はそのままポックリ 死んでしまいましたとさ
ーーー…みんな 笑ってた
〜中略〜
…損とか 苦労とか 考えるだけムダだよ
旅人は そんな事考えちゃいないもの
ただ… 誰かにとってはそれがバカでも
ボクにとっては バカじゃないだけ
誰かにとっては だましがいのある人でも ボクは だまさないだけ
ボクは本当に喜ばせてあげたいと思うだけ
山のような それはもう足許まで溜って身動きできないほどの洗濯物に囲まれてしまったとしましょう?
しかも洗濯機がなくて一枚一枚 手で洗わなきゃいけない
透君は途方に暮れる
本当に全部洗濯できるかな キレイにできるかな 満足のいく結果を 自分はちゃんとだせるのかなって
考える度不安になってくる けれど時間は刻々と過ぎていく
さて 透君はどうするべきか
…とりあえず 足許にあるものから 洗濯してみるといいかもね
先を気にするのも大切だけど 先ばかり見てると 足許の洗濯物に足が絡まって転んじゃうでしょう?
「今」や「今日」何ができるか 考えるのも大切
そうやって一枚一枚洗っていけば なんだかあけっけないくらいにアッサリと お天道さまがのぞいていたりするものだから
無性に「作って」みたくなったのだよ
何か……何でも良かった
たまたま洋裁が一等 性に合っていただけで 最初は料理でも庭作りでも何でも良かった
自分にも「何か」作りだす力があるんだということを 確かめたかった
形あるモノをこの手からも生みだせるということ
自分無しでは存在しない「何か」があるんだということを 知りたかったのかもしれないね
少女漫画の有名どころ。
連載中の絵の変わり具合がすごい笑
絵柄は好みじゃなかったのですが、友人に「十二支の話だよ!」とまんまと乗せられたのがきっかけ(←和風好き。
絵柄は幼い子供向けなのに、内容は結構ダーティな部分があって、
人間の醜い感情もありのまま描かれてる漫画です。
小学高学年位に読ませたい漫画ですね。
ズバッとキラッと名言を差し込んでくるというよりは、
ストーリー全体で意味がじんわり染み込んでくる系なので、抜粋が難しい笑
全然和風関係ない漫画でした(笑)が、勧めてくれた友人に感謝です。
大人になった今でも読み返したくなる漫画です。
6位 蟲師(漆原友紀)
「どうして殺すの」
「お前らがヒトの子を食うからだ」
「ぼくらはわるくない」
「俺らも悪かない。だが俺達のほうが強い。
だからお前はたねを残せずに死ぬんだ」
純和風ファンタジーで、舞台は昔の日本のどこか。
着物で、田畑を耕していた頃の田舎がベース。
動植物の他に「蟲」という生物が存在する世界。
人に害を為す蟲もいれば、
幸をもたらす蟲もいれば、
なんの影響も及ぼさない蟲もいる。
ただこの「害」「幸」の判断は人間視点なだけで、
蟲からすると害でも幸でもなく、ただの現象。
それを的確に表現しているのが前述の引用文。
この回の蟲は所謂「人に害を為す」蟲。
でも蟲側からすると人は「食糧」でしかない。
ただの生命活動の一端として存在する「食糧」。
人間でさえ、世界の理の前では只の
食物連鎖の一部でしかないと
思い出させる回です。
基本的にどの回も重い。暗い。辛い。
「めでたしめでたし」で終わる話は殆ど無い。
それでも読み返したくなる。
日本の原風景というか、
これまで日本人が大事にしてきた事
が描かれている気がする。
努力や思いの強さでは、
何ともならない事が世の中に沢山ある。
それでも何とかして生きていくしかないんだ、
という、決意というか、強さが胸に残る作品。
5位 ここは今から倫理です(雨瀬シオリ)
「バカじゃないの!?そっ そんなの…死ぬ事に…命の重さに比べたらちっちゃい事じゃないか!!」
「違います!! 恋に破れても…家族が死んでも いじめられても 就職に失敗しても 仕事がイヤでも お金がなくても 人生が… 退屈でも!!
それがどんな理由でも 命に換わる程重い絶望になるんです!!
あの網の向こうに行く為に どれほどの覚悟が必要な事か…」
今日 とうとう社会科準備室からも追い出されてしまいました
地理の小林先生は 本当にタバコが大嫌いなんです
一応ルール上は喫煙可なんですが… 副流煙や ガンの話をされたら逃げるしかありません
〜中略〜
私はー不当に部屋を追い出された いじめられっこですか
強制的に毒を吸わせた いじめっこですか…?
もし後者だったならー 私は貴方に救っては貰えないのですか…?
…善も悪も いつだって曖昧です
「…いじめっこも 善人と思えっていうんですか…?」
「そうです そうしなければ
あなたはいつか いじめっこを いじめてしまうかもしれませんよ」
“勉強”は何も “受験勉強”のことだけを言うんじゃありません
『これは何だろう』そう思ったものを調べる事も“勉強”ですよ
図書館を歩いて『面白そう』と思った本を手に取り気ままに読む事もー
『あそこには何があるのだろう』と思い そこへ冒険をしに行く事も
全て勉強 “勉強”は本来 すごく楽しいことなのですよ…
「フン 俺はその言葉が差別語だとは認識されていない時代に生きていたんだぜ 急には変えられねえよ
お前らだってそのうちもしも『草食系男子』とかが差別語になってみろ テレビ放送出来なくなってみろ
きっと納得できねえから
“正しさ”が こんなに早く時代と共に変わるもんかね
おかしいよな 人間は何ひとつ変わってねえのに
“正義”だけが変わっていく
かつては 水くみを頑張ればそれだけたくさん水が飲めた
食物を頑張ってたくさん作れば 子供たちがお腹いっぱい食べられた
めいっぱい『労働』してその分の『必要なもの』を手に入れていたけれど
今はその『労働』と『必要なもの』が繋がっていないから…“やりがい”を中々感じにくくなった
例えば 隣にいるお友達がおしゃべりで…
いつも自分の話を途中で妨げるから『もっと自分の話をちゃんと聞いて欲しいのに』と悲しくなっているにも拘らず
『なんかあいつウザい』こんな風に『自分の悲しみ』を『他人への攻撃』にすり替えてしまうのは とても恐ろしい事です…
…日本では 山から下る河川の多くが清流のまま海へと流れ込みます
“自然”と深く結びつきながら暮らしていた古代日本人の“道徳観”はこの川の美しさに倣い
“正しい”事は“清い”事 “澄んだ”心であるとされてきました…
〜中略〜
アジアの大河の多くは濁流です
そうした地域では『濁って』いる事は必ずしも道徳的な『きたなさ』の表現にはなっていない
よく言うんだ 相談窓口を作るだけで子供を救おうとするのはー
川の岸辺に店を開いて溺れてる子供に「ここまでおいで」と叫ぶものだと!
現代人に“自己肯定感”が低い人が多いのは
随分小さい頃から『社会に適合出来るように』と教育されているからかもしれない…
『自分を愛する』より前に『世間の人々に愛されよ』と教わってしまうからかもしれない…
もうタイトルで読む人を選別に掛かってる笑
INFJが好きそうな漫画ですね笑
意見には個人差がありますww
一昨年位に初めて読んで、うおーなんだこれおもしれー!
…となった漫画。
面白いっていう表現は、この漫画には的確じゃないかもしれないです笑
タメになる系漫画ですね。
作中でも哲学とか宗教とか…偉人の名言も沢山紹介されますし。
学校の倫理の教師が子供たちに倫理を教える。
ただそれだけの漫画なんですけど、あー難しいよねぇええ…ってなる。
所で私のいた学校では倫理の授業なんて存在しなかったのですが、今時の学校では皆受ける(選択肢がある)ものなの?
ちょー羨ましいんだけど。
授業受けたことがある人には無用の長物なのでしょうか??
メンタル落ち込み気味な時に読むと諸刃の剣なので(笑)、
比較的精神が落ち着いている時に読むのをお勧めします笑
4位 乙嫁語り(森薫)
この漫画は名言をお勧めしたいわけではなく、
兎に角絵の美しさで推しです。
画像貼りまくりたいんですが、流石にテキストと違って版権が怖いので少しだけ…
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書き込みの量の緻密さで定評のある森薫さん。
前作のヨーロッパのメイドを主体とした漫画「エマ」も相当美しくお勧めなのですが、折角なので連載中のこちらをご紹介。
もうね、黒のツヤベタマニアにはたまらないですし、
兎に角書き込みの量ときたら!!!!!
これ、絵を描く人間じゃないと伝わらない?
そんな事ないと信じたい!!
舞台は中央アジアで、食べ物とか未知でめっちゃめちゃ美味しそうなんですよね…。
たまらずレシピ調べて、自分でいくつか作りました笑
近所にウズベク料理やってるとこ無いんだよねーしょんもり。
他国の文化に元々興味があるので、
こういう異国色の強い漫画大好き。
因みに私が刺繍を始めたのも、この漫画の影響。
スザニというらしく、日本刺繍やフランス刺繍と違ってかぎ針のようなものを使って刺すようです。
作中ではよくある針だったので、色々種類があるのでしょうね。
図案も独特で、これなら刺繍やってみたい!(無謀)と思う素敵な図案が沢山出てくるので、刺繍好きーにもお勧め。
いやほんと、兎に角何もかもが美しいんですよ。
いや、あの、いや、ストーリーも勿論面白いんですけど!
今回INFJさんに力を入れて勧めたいのは「この漫画の美しさに癒されて!」という所なので、絵が綺麗なの好きー、という方にはもう全員にプレゼントしたいくらいお勧めです!!
伝われ!!!笑
3位 てるてる×少年(高尾滋)
「償える罪なんてこの世には一つもない
一度失ったものを 同じ形では二度と取り戻せないように
死ぬまで忘れずに背負い続けていくものだ
墓場まで 引きずって行くものだろう?」
言葉の意味を知っている者ならば
それを口にするのは、とても勇気のいることだ。
でもそれはとても、とても幸せなことだ。
世界は決して、一人では完結しない
「お前が助けに行く理由が何処にある!」
「まだそんな事言ってんのかよ!見ろ!!!
泣くのも哀しむのも、それが誰でも、俺は嫌なんだよッ!」
このタイトルの由来を誰か教えてくださいw
タイトルの印象では明るい少女漫画、というところですが、
どっこい内容は少女漫画の肩書きも吃驚するほどのヘビーさです。
忍びの里のお姫様(暴君)と、その従者の忍びのお話。
物語の前半は結構ギャグに近いような、明るいストーリーですが、
後半は「作者交代したの?」と疑う程の暗さ。
いやまあ初期からフラグは立てまくってあるので、
作者は元からそのつもりだったのでしょうけれども。
高尾滋さんのお話は、とにかく言葉が綺麗!
絵柄は時代によってかなり変わっている(上達したり退化したり)ため、
作品の絵柄によっては受け付けられない人もいるかも?
しかしどの作品にも共通して言えるのは言葉が綺麗だということ。
今回のご紹介はストーリーと絵柄重視で「てるてる×少年」としましたが、
同著者の「人形芝居」という作品は本当に美しい言葉が溢れていて、
言葉だけでお薦めするなら「人形芝居」です。
「星が散る」「毎秒毎に細胞が蘇る夢をみました」「知識を得てこそ次の夢」
「他人を卑しめることでしか自分の価値を確かめられないような
そんな子じゃないだろ」などなど。
INFJに刺さると思われるのは、「ディアマイン」という作品の
「1人で我慢してエライつもりかよ!
誰も傷つけたくないってお前の優しさかもしれないけど・・・かえって卑怯だよ!」
でしょうね苦笑
小さい頃、瓶に詰めた色とりどりの金平糖を
わくわくした気持ちで眺めたのを思い出します。
2位 最遊記(峰倉かずや)
神は誰も救わない、自分を救えるのは自分自身だけだ
死ぬのは自由だ、逃げることは出来る
お前が死んでも何も変わらない
だが、お前が生きて変わるものもある
鳥が自由だなんて、誰が決めたんでしょうね。
たとえ思うがままに空を飛べたとて、たどり着く地も…
羽を休める枝もなければ、翼を持ったことさえ悔やむかもしれない。
―――なぁさんぞー
あいつ本当に悪い奴?
…どうした
だって何かさ
そーゆー感じじゃなかったぞ
…殺しが悪とは限らないだろう
こんな世の中だ 殺さなけりゃ殺られる場合もあるし
殺されて然るべき奴だってクサる程いる
―――だが人を殺して生きる者は同時に自分が殺される覚悟を持たなきゃならん
それが因果応報ってモンだ
だからこの世は悪だろうが何だろうが
最後に生き残るのは生きる意志の強い奴だ
……『一寸の虫にも五分の魂』―――知っているか
……?
虫ケラかて平等に生きてはる、いう意味やろ。
なんや三蔵はんらしくもない、陳腐な説教やね
フン、西に帰って辞書でも引き直したらどうだ
……なんやて?
『魂』ってのは命の事じゃねぇ。
―――『誇り』だ
…でも『誰かの為に』なんてのはまず『応える』ことだと思うんです
例えば僕を信頼してくれる人がいるなら僕は自分自身を精一杯守り抜きます
僕もその人を信頼しているならなおさらその人に自分を恥じたりしたくないから―――
…三蔵言ってたじゃないですか『そいつらは死なない』って
だから僕らはそれに応えなきゃ
自分が誇れるだけの強さで
何をやってもつまらないとなると 貴方よっぽどつまらない人間なんですねえ
汚れ物が今更 綺麗事抜かすなってこった
雑巾には雑巾の役割があるだろうが
ハンパなんだよ
「あんたは“人間”ですやろ」
「…それに何の価値がある」
中学生の頃、私はあだ名が三蔵でした笑
勿論この漫画の三蔵の事です笑
殺生する、喫煙する、酒は飲む、賭け事もする。
言葉は汚いし言う事厳しいし、仏僧とは?みたいな人物です笑
西遊記をベースにした物語なのですが、これもう20年以上前からあるんですね…。恐怖。
ストーリーはまあ、……多分一応…西遊記です笑
ただ登場人物が全員「喧嘩上等」のカードを首から下げて闊歩しているような人達なので、色々と察して下さい笑
めちゃくちゃバトルものです。
いやまあそれは原作も同じか。
絵柄が初期と現在ではかなり変わってきていて、初期はこう…当時の流行を感じさせます笑
現在の絵柄はめちゃくちゃリアル寄り。
兎に角カッコいい。お洒落。
多分私と同じ年代のオタクは、これとフジリューさんの封神演義は必ず履修してるんじゃないかなと思います笑
そしてノートとかに最遊記を真似た痛い3行ポエム書いてたオタは多いと思います笑
敵の紅孩児サイドも人情味があって良い。
敵役に好感が持てる作品て、やっぱ強いなーと思いますね。
全く(完全にゼロじゃないけど)仏教を説くような漫画じゃないので、仏教に興味がなくてもおすすめ。
最遊記外伝は、後半涙無しでは読めない。
顔面ぐずぐずになるので必ず家で読みましょう。
https://www.ichijinsha.co.jp/zerosum/title/saiyuki-reload-blast/
最遊記は掲載誌が変わったりしたので、全て揃ってる公式が見つからず…
ググるとめちゃめちゃ出てくるので、ググるのがおすすめです!笑
1位 BASARA(田村由美)
「心を受け取る」と書いて「愛」と読むのだす。
自分がしたことの結果を見るのは怖いだろう。
だがしっかり見ることだ。
片方だけが悪い戦争はない。
憎しみはね、続かないんですよ。
生きて歩いて人に会い、誰かを愛せば消えてしまうんですよ。
国の未来を築くのは、救世主でも、王でも、英雄でもない。
母親という人たちです。
彼にも正義があろう。
2つの正義がぶつかる時、いつの世も争いがおこる。
そして戦争に準優勝というものはないのだ。
まわりに人がいないのは、本人が悪いんだよ。
トップが無能だということは それだけで罪だ。
なぜ 自分で決められない?
いつまで 人のいいなりになるつもりだ
いつまで 人に頼って生きる!?
この国を 王家を! こんな阿呆のまま続かせたのは誰か!?
考えろ それが民だ おまえたち兵だ!
ただ従い 過ちを正さず 逆らわずただ怯えた
王家ともども皆が皆阿呆だったからだ
タタラが起った今も まだ王家に寄り添うか それが楽か
なぜ 己で決めぬ
命を置く場所を
死に場所を
なぜ己で決めぬ・・・?
支配されるな
間違うな
簡単にのせられるな!
だまされるな!
己で 己で・・・!
己で
己が!
己の望むことを!
己の望むように!
己で考え!
己で選び!
己で決めろ!
己を信じ 己を頼め
己で荷を背負い 己で責めを負い
己で守れ!
己の意思で 判断で
誇りを持って 己のために生きよ
子供は成長するんですよ
自分しか見えなかったものが 相手を見るようになって
やがて多くを見て
多くの人を知って
国を見るようになるんです
年をとると それがまた逆になっていくのかもしれませんね
角じい 狭い所しかみえなくなってはいないですか?
もうダメかとしれないと思った時に 座り込んではいけませんよ
一度 座り込んでしまったら 二度と立てなくなりますからね
その時は 死んでゆく時だと思いなさい
もうダメだと思った時こそ 立ちなさい
考えるべきはするかしないかじゃない
すると決めたことをいかにして成すか、それのみだ
それでこそ犠牲も少なくなる
常に自分に問え
迷いはないか
最善は尽くしたか
何をしなきゃとかするべきとかじゃなく何をしたいのかをいつも忘れず考えろ
日本は今平和なんですね。
だから、お互い言葉が足りない。
平和な明日が必ず来ると思ってる?
今言わなくても明日?
戦の時はそうじゃないでしょう?
苦労が多いということと、不幸であることは違いますから
落ち着きたいと思うのは トシのせいでなく
だれかのそばにいたいと願うからでしょう
「僕を殺そうとしたな 僕はその程度か
ついでに殺してもかまわない 価値のない王族か」
「あなたになんの価値があります 価値とは ご自分で磨かれるもの」
堂々一位は田村由美さんのBASARA。
一時期戦国BASARAが流行った時、「BASARA好き」って言ったら100%勘違いされるというすげー迷惑な面白い時期がありました。
舞台は一度滅びかけた未来の荒廃した日本。
文明も何もかも滅んでるので、退化して戦国時代へと退化しています。
王家の血縁が各地を支配し、悪政をしかれた国になっていて、その王族を打倒するために主人公が立ち上がり(なりゆき)、日本各地を駆け巡る反乱軍のお話です。
少女漫画なので、ロミジュリ的な恋愛もあるのですが、なんかもう…泥沼…
いや、関係がじゃなくて、文字通り…。
泥沼土芥に塗れまくります。
絵柄がキラッキラなので受け付けない人は多そうですが、兎に角読んで欲しい。
老若男女関わらずお勧め。
少女漫画の反乱軍の話、なんて「どうせイケメンがかよわい主人公助けて、一々胸キュンするんでしょ?」みたいな印象を受けると思いますが、甘いです。
まあまあリアルな殺し合いと、騙し合いの駆け引きにラブが絡んでくる。
比率はどれかというとロードオブ◯リング的な。
一巻から父と兄と幼馴染はいきなり殺されますし、母は敵に囚われて行方不明ですし、その後も続々、敵味方問わず死んでいきます。
えっ、と…少女漫画ってこんな血飛沫のページ多いもんだっけ…?てなります。
それでも読んでほしい。
現代人って、甘いよなぁ。としみじみ。
みんな必死に生きて、殺されて、生き別れて、お互い生きてるかどうかもわからなくて、不安で、怖くて、でもなんとか明るく生きていこうと努力して。
最初から最後までずーっとクライマックス系です。
泣かない巻あるかな?無いんじゃないかな?
原作者の他の作品は、最近だとドラマもしていた「ミステリという勿れ」。
登場人物が本当に生きているみたいに、言葉が生々しく、ストレートにぶつかってくる感じは共通していましたね。
小学生の頃から読んでいますが、歳を重ねて読む度に違う台詞が胸に残る、全ての年代に響く作品です。
絵柄はアレだけど!読んで!下さい!!!
古い作品なので、探せばかなりお安く読める筈。