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元彼にコンビニで会って、寿命が伸びた話。

私は横浜流星くんに、恋してる。それはそれは、恋している。

しんどいことがあっても、流星くんのまつげを数えると、セロトニンが爆発的に量産されて心が穏やかになってヘブンリーでピースフルな気持ちになる。一家に一人流星くんがいたら、世界平和だって夢じゃない。流星くんにはそんな可能性があるのだ。私は心からそう信じている。

恋する気持ちは、いつだって女の子を特別にしてくれるし、綺麗になったり、可愛くなったり。

好きな人の好きな人になるって本当に幸せなことだよね。同時に、好きな人と経験することは嬉しいことばかりではない。幸せだと思う数と同じくらい悲しいことや辛いことも多い。

すべての恋愛がうまく行けばいいのにね。でも、人生そんなにシンプルじゃない。それに、私の流星くんへの片思いだってうまく行くはずがない。・・・でも、まだわからんけどな。世の中に「絶対」はないらしいからな。(今私が既婚者であることは、忘れてくれ。こんな時は夢見させてくれ。)

好きな人の好きな人になれて、二人でずっと一緒にいれたらいいのに。と思いながら、たくさんの時間や気持ちを好きな人に使っても、二人の未来が思い描いた未来ではないこともたくさんある。

そうやって、恋愛をしていくことで人として磨かれたり、何が大切がわかったり、人生観が変わったり、人生そのものが大きく変わることもあった。
やっぱり人生って楽しい嬉しいばっかりじゃないからね。悲しいことも、別れもたくさんあるよね、恋愛に限らず。

ま、こんな前振りして何が言いたいかっていうと、今朝近所のコンビニで、過去で一番の大恋愛した元恋人と会って、数え切れない楽しい思い出と、それと同じくらい悲しい思い出と、当時二人が思い描いていた二人じゃないことに、切なさで心臓にとんでもない負荷がかかったのだ。
心臓は筋肉でできているから、負荷をかけたことにより寿命が縮むどころか、心臓が強くなり寿命は伸びた。この負荷により私の心臓は強くなり、いいテンポで血液と愛しさと切なさを全身に送っている。

それも、その彼は↓この記事の彼だ。

別れた後も仲良し!今でも会ったり、ごはん行ったりするよー!って友達もいるんだけど、私は絶対ダメなタイプで。ましてや、今日会った元恋人とは別れ方が壮絶だったが故に、連絡はおろかもう電話番号も知らない。

コンビニでお互い気づいたけど、会話することもなく、会釈することもなく、ただただすれ違っただけだけど、たった数十秒の出来事。

たった数十秒で、私の記憶の引き出しが空き巣に入られた部屋のように、あちこちの扉が開いて、楽しかったことも、悲しかったことも、二人しか知らない思い出も、あの時の顔も、全部溢れ出てしまって、すごくセンチメンタルな気持ちになった。

とりあえず、慌てて家に帰り上の空で家族を送り出し、一人になって私の青春のBGM、RADWIMPSを流した。傷に塩、いや傷に野田洋二郎の言葉を擦り込んでとんでもなくおセンチな気持ちになってみた。

私はマイナスな気持ちになった時、MAXまで落ち込んだりしないと通常運転に戻れないタイプなんです。めんどくさいよね。自分でもめんどくせぇなって思ってるよ。

洗濯物を干しながら、洋二郎の優しい歌声に耳を澄ましながら彼の思い出を頭の中で上映していた。そこで洋二郎がこう歌った。

僕が例えば他の人と結ばれたとして
二人の間に命が宿ったとして
その中にもきっと 君の遺伝子もそっと
まぎれこんでいるだろう

 me me she / RADWIMPS

えーーーーーー??!!!まぎれこんでるんかなぁ??!!
洋二郎がそういうなら、そうなのかもしれないなぁ??!!!!!
なんて、青空の下タオルを干しながらおセンチ全開だった。

他の人がどう思うのか知らないけど、私は歴代の彼氏(と呼ぶほどそんな人数いないけど)には、あの時の私のまま覚えててほしいと思ってる。

結婚して子供がいることを隠したいわけじゃないけど、あの時の自分はもういないし、その時の自分を知っている人にはそのまま覚えてて欲しいみたいな。今の私を知ったら、あの時の自分が薄れてしまいそうで。うまく言葉にできないんだけど・・・。

今朝会った彼には、特にそう思っていた。あの時の私の記憶のままでいてほしいなって。彼を好きだった私を覚えてて欲しいって。そういうのって未練っていうのかな。いや、でも別に彼と元サヤに戻りたいかって言われてら、それは絶対NOなんだよな。

だから、彼の今にも会いたくなかったんだよなぁ。
だって私を好きだった彼だけを覚えていたかったんだもん。

ちょっと太ってたし、なんだか昔より背も縮んでたような気がした。そんなあなたを見たくなかったなぁって。

過去の恋愛って、今の自分を形成してくれた一部分だと思うんだけど
どんな最低な人だったとしても、やっぱり私という人を作った歴史の一部だと思うと、やっぱり大切というか特別だよね。

忘れることはできないから、宝箱とは言わずとも特別な箱にしまっておきたいんだよな。

かき乱された私の脳内の思い出たちを、この特別な箱にしまいながらとりあえずnoteを開きキーボードをパチパチと言わせている。

人生まだ前半だってのに、思い出がたくさん脳内にぶっ詰まってて、扉を開けると雪崩のように溢れてくるなんて。
残りの人生もっといろんなことがあるんだろうなぁ。

とりあえず、流星くんのまつげを数えてセロトニンを生産して、またヘブンリーでピースフルな世界へ戻ろう。

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