Saki

地方在住。繊細ちゃんの娘と、繊細な旦那と3人家族。 いろんなことを言葉にするのが好き。 器用貧乏な自分を変えるために、好きなことをのびのび実践中。

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私が金髪にしている理由

私は30歳で、幼稚園児の可愛い娘のママである。そして、金髪である。ただ派手好きだから金髪にしているのではなく、これは今年がんで亡くなった母の介護をしている中で私が感じたことを、体現した結果金髪になった。 人生は思ったより短いかもしれない母は3年前にがんを告知され、治療に励んできた。医学は進んでいるから、絶対に大丈夫!と励まし続けたが、私たち家族の願いとは裏腹に母の容態は悪くなる一方だった。最後の3ヶ月は、母は寝たきりになり会話もできなくなり、介護が必要になった。娘を連れて、

    • 人生諦めたくなるほどに、人生に期待してる。

      とっても悲しいニュースに、ありとあらゆるSNSにいろんな言葉が溢れている。 あのニュースについてどうこう思うことはなく、次の世界があるならば、どうか次の世界へ旅立った彼女が穏やかに全てのしがらみから解き放たれて、ゆっくり休めますように そして、彼女が大切にしていた人たち、彼女を大切にしていた人たちがゆっくりと彼女との最後の時間を過ごせますように、と願うばかり。 母が亡くなって葬儀の時、自宅から葬儀場へ車を走らせていて、すれ違う車はこれから出勤するような人たちばかりで、人生最

      • 私の娘は、”積極的不登校”です。

        私の娘は、つい2ヶ月前に小学一年生になったばかり。ピカピカのランドセルを大喜びで背負っていた姿を見たのは、もう1ヶ月以上前の話。 今そのランドセルは、娘の部屋のすみで本来の役割も忘れて飾りになっている。 娘は小学校一年生を初めて2ヶ月目にして不登校を始めました。 不登校になった経緯については、娘のことなので省略しようと思う。 ここには不登校児の親としての、私なりの葛藤や苦悩について少し話したいと思う。 私自身も不登校を経験したことがある。 いじめを理由に中学2年生の1

        • 徒然なるままに、4回目の命日。

          2023年3月28日、4回目のお母さんの命日を迎えた。 4年も経てばお母さんがいないことには慣れたけど、生きてて欲しい気持ちは1ミリも変わらない。会いたい気持ちは、蓄積されていく。 この4年は、お母さんがこの世にいた証を残し続けるために、私が思い出話をパンくずのようにちょっとずつあちこちに散りばめてきた。体はなくても、お母さんのかけらだけでもこの世にあり続けるように。そんな4年だった。 起こる全ての出来事に意味がある、とか、お母さんのために前を向かなくちゃ!と何度も声を

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        私が金髪にしている理由

          私は、子供に育てられている。

          昨日娘と美術館へ行った。美術館の帰り、近くの小さな公園でブランコや滑り台をして、その後紅葉した落ち葉を拾い、どんぐりを拾った。 その姿を写真に収めようと、娘を追いかけながらシャッターを切る。 娘の興味は次々に移り、前へ前へ進んでいく。私はその後ろ姿を追いかけ、立ち止まり、シャッターを切る。 娘が小さい頃、人見知りで怖がりな性格が故に、いつも「ママ?」と振り返っては、私の方へ駆け寄ってきて、足に絡みついていた。下から私を覗き込み、「ママもいっしょに」と何度も言ってくれた。

          私は、子供に育てられている。

          「繊細」は短所じゃない、とんでもなく長所だ。私が証明する。

          私の一人っ子の娘は、とても繊細。今世の中ではHSP(子供の場合はHSC)と呼ばれるタイプの人だと思う。 娘が繊細だと気付いたのは、年少さんの頃。 振り返れば、赤ちゃんの頃からチャイルドシートの角度が気に入らなくて乗車拒否(それはとんでもない勢いで)されたり、刺激が強い日は必ず夜泣きをして、2歳ごろになると壮絶なイヤイヤ期、それについて保育士さんへ相談へ行くと、いつもママにべったりなのに空気を読んでママに一切近づかないと言う空気の読みっぷり、、、 あげればいくつも思い当たる繊

          「繊細」は短所じゃない、とんでもなく長所だ。私が証明する。

          育児で多発する子供と親の愛情のすれ違い。

          先日友達から子育てについての悩みをちょこっと聞いて、自分の育児を振り返ることがあった。 子育てって言葉から、いつだって親(または大人)がなんでも知っていて、親がいつだって教えて「あげる」立場というイメージを抱きがちなんだけど、実際に親になって思うのは、「大人だって大きくなった子供でしかない」といった感覚。 世の中の全てを知っているわけでもないし、子供に何かを偉そうに教えてあげられるほど新しい情報や今の時代または子供が生き抜く未来の情報をたくさんは持っていない。 あえてい

          育児で多発する子供と親の愛情のすれ違い。

          8分間を繋ぎ止める

          私は映画を見るのが好きで、ちょっと苦手な夕飯作りも映画を見ながらすることで苦痛が和らぐので習慣になっている。 昔見たことがある映画も見直すと、こんな伏線あった?!この作品の本当の凄さを全く知らなかったな…と思うこともしばしば。 先日は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見た。 9.11でお父さんを亡くした男の子を描いているのだけど、テロによって失ったお父さんの遺体にも会えず、空っぽの棺でお別れをした男の子。 どこかお父さんの温もりが残っているような日々を過ごし

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          月命日。

          もう少しで月命日。 お母さんが亡くなってから、毎月28日はお墓参りを欠かしていない。 興味がある人だけ読んでくれればいいし 死に関わる文章だから、読めない人はそっと閉じて欲しい。 ただ、少しずつどこかでアウトプットする必要が私にはあったので。 身近な人との死別の悲しみは、想像以上に複雑で。 時間が経てば和らぐと思っていたけど、形を変えるだけで、正直悲しみの大きさは変わらない。 そして、亡くなった日より、もう死んじゃうんだって思った日のほうが、一番悲しくて辛かった。

          月命日。

          大切な人を失った悲しみは、愛情に比例する

          大好きな母の命日が近づいてきた。 あの日から、2年が経とうとしている。 2年。たった2年。やっと2年。もう2年。 どの言葉もいまいちピンと来ない。 悲しい、寂しい。そんな言葉も違う。 これまたこれもピンと来ない。辛くて、痛い。こんな感じ。 母のいない毎日が当たり前になった。 それでも、私の人生の中で母のいない時間よりも、母がいた時間はまだまだ長くて大きい。 母の私の名前を呼ぶ声も、今はまだ耳の奥にかすかに残っている。目を細めて大きな口を開けて笑う顔も、しっかり焼き付いて

          大切な人を失った悲しみは、愛情に比例する

          義務教育の呪いが私を拗らせた

          私はなんてことない主婦で、飛び抜けた才能も趣味も技術もない。 特別な資格も、特別な学歴も職歴もない。 そんなことないよ!みたいな言葉が欲しいわけでもなく、素直にこう思っている。 私には、何があるんだろうと一人になると考える。 何がしたいというのも、時にはあったりするけど熱意を持って何がなんでもやりたい!と言ったものはない。 結婚をして子供がいて、それなりの人生は送っているとは思うけど、小さい頃から「このままじゃ終われない。私はこんなもんじゃない。」と常に思っていた。 そ

          義務教育の呪いが私を拗らせた

          私の一部であり、娘の一部にもなる日記

          私の習慣にしていること それは「日記」を書くこと。 日記は娘がお腹にいる時から書いているのだけど、最初は自分のために書いていた。いつか娘が大きくなったときに、私が読み返して思い出となるように。 最近は、娘への手紙として書いている。 今日は娘とこんなことをしたよ、こんなことを言っていて嬉しかった、などなど。 本当に些細なことや、大きな出来事も。 私は去年母を亡くしたのだけど、心に穴が開いたと言う言葉とおり、すごい喪失感だった。母を失っただけでなく、自分の一部を失ったような

          私の一部であり、娘の一部にもなる日記

          死にたいと思っている君へ

          もし、検索でいじめや何か苦しいことに悩んでここにたどり着いた子たちがいたとしたら、いじめ経験者の私から少しだけ伝えたいことがある。 自殺は最終手段に取っておこう。 まずは、他の手段をやり尽くして、それでもダメだった時最終手段を検討してみよう。 ジャングルポケットの斎藤さんの記事を読んで、私もここに書き記そうと思った。それは、私の言葉で誰かが救われたらいいなという意味ではなくて、ネットにこういった記事がたくさんあるだろうし、それがパン屑のように道標になって、そのパン屑の点と

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          元彼にコンビニで会って、寿命が伸びた話。

          私は横浜流星くんに、恋してる。それはそれは、恋している。 しんどいことがあっても、流星くんのまつげを数えると、セロトニンが爆発的に量産されて心が穏やかになってヘブンリーでピースフルな気持ちになる。一家に一人流星くんがいたら、世界平和だって夢じゃない。流星くんにはそんな可能性があるのだ。私は心からそう信じている。 恋する気持ちは、いつだって女の子を特別にしてくれるし、綺麗になったり、可愛くなったり。 好きな人の好きな人になるって本当に幸せなことだよね。同時に、好きな人と経

          元彼にコンビニで会って、寿命が伸びた話。

          私のお母さんが死んだ、という事実。

          世界は目に見えない未知のウィルスと戦っている中、ひっそりと母の最初の命日を迎えた。あっという間のようで、とても長い1年。 子供を産み、母の本当の有り難さをやっと理解し始めた頃に母のガンが見つかり、余命宣告をされた。 余命宣告された母の気持ちを考えると、今でもみぞおちのあたりがぎゅっとなる。 残された時間が短いことは理解していたのに、「きっと私のお母さんなら、末期のガンが見事に消えて治った!」という奇跡を起こしてくれると、どこかで信じていた。 もちろん、奇跡は起きなかっ

          私のお母さんが死んだ、という事実。

          許せない彼女への復讐は、私が幸せになることだった。

          今日娘と近くのコンビニまでお散歩をした。 コンビニで娘のお気に入りのアイスを買って帰ろうと、自動ドアを出たら、中学生の頃私をいじめていた同級生がそこに立っていた。 きっと目があったのは、0.5秒くらいだったんだろうけど、瞬時に視線を娘に移して気づかないふりをした。 いじめを受けていた当初は自殺まで考えたんだけど、絶望しながら1年間引きこもった結果、いじめてきた人たちよりも絶対幸せになってやろうと思えるようになった。文字だけで見ると、すごく美談のように感じるかもしれないけど

          許せない彼女への復讐は、私が幸せになることだった。