異聞アロアロ島(零式)主流解説: 1雑魚~1ボス(ケトゥドゥケ)
異聞アロアロ島に興味があるけど、最新の主流戦法についてまとまった情報がなくて手を付けにくいという声を見かけるので、プレイ人口を増やす一助になればと思い記事を書きます。
このページでは、異聞アロアロ島の1雑魚から1ボス(ケトゥドゥケ)まで解説します。他のフェーズについては目次をご覧ください。
この記事で紹介するのは、2024年1月現在よく見かける以下の戦法です:
基本ハムカツ
1ボス: 湧水ぴれん式、ブロワー遠H泡追いかけ、塔TH中央
3ボス: ダーツ1遠隔(or 近接)調整、運動会ゆーくん
ハムカツさんの攻略動画で解説されている内容を元に、一部のギミック処理をより平易なものに変更しています。また、ハムカツ動画に準拠して D1 が遠隔、D2 が近接を前提に説明します(game8 とは逆なので注意)。
1雑魚
雑魚をサソリ → カニ → エイ → タコの順番で倒していきますが、接敵からしばらく経つと竜巻が発生してフィールド内を徘徊しはじめます。これはノーマルでも即死級、零式では即死なので、轢かれないように立ち回る必要があります。
竜巻は図1のルートを周回するので、タンクは他の敵をアグロしない位置に一匹ずつ釣って、その敵の周りを時計回りにグルグル回って戦います。遠隔も近接と一緒に最短距離を回った方がいいでしょう。一人で離れた位置に立っているとたいてい逃げ遅れて轢かれます。
カニは前方→後方扇範囲、エイは直線範囲→円範囲→ドーナツ範囲の順番で強力な連続攻撃をしてくるため、その間は当たらない位置で待機する必要があります。図1の A や B あたりに釣ると、竜巻同士が同時にすれ違うことがないので比較的安全です。
零式では:
AA の一発一発が大ダメージでおもわず真顔になるほど痛いですが、特に初っ端のサソリのタンク強攻撃が強烈です。バフ受けもできますが、ヒールリソースの節約のために2発目(シャープストライク)を無敵受けする場合があるようです。タンヒラの認識が合ってないと双方のアビが無駄になるので、事前に相談しましょう。
1ボス(ケトゥドゥケ)
以下、1ボスについて「頭割り」または「散開」と言う時は以下の時間差詠唱攻撃を指します:
ハイドロフォール(水の落下): 頭割り(ペア割り)
ハイドロバレット(水の弾丸): 散開
【湧水のクリスタル】
1ボスのメインギミックの一つですが、ぴれん式のおかげでほぼ何も考えずに処理できます。図2に書かれていることが全てですが、ポイントは、「基本は1に行く」ただし「自分がバインド(外周側)かつ散開の場合のみ2に行く」です。すでに行先のサイコロの中にいても必ず1マス横移動します。
注意点:
なるべくマスの真ん中に立ちましょう。特に、近接は殴りたいのでマスの端っこに寄りがちですが、頭割り時に強制移動先で頭割れなかったり、散開時に隣に範囲を当てる事故が起きがちです。慣れるまでは必ずマスの真ん中で受けましょう。
零式では:
泡 or バインドを付与するバブルネットフィーディングが地味に激痛なので、少し軽減を入れるといいかも。
【バブルブロワー】
「頭割り→散開」 or 「散開→頭割り」が順番に発動するので、足元に連続して出る AoE と外周から迫ってくる泡を避けながら処理します。泡に当たって吸い込まれるとアウトです。
ギミック中は足元 AoE により一箇所に立ち止まれないので、ボス足元の四マスからスタートし、そこから外周に向かって時計回り or 反時計回りで移動するのが基本的な流れです。
散開時の攻撃範囲がむやみに広い(半径約 1.5 マス)ので、お互いに当たらない位置に陣取る必要があります。その都合上、「頭割り→散開」と「散開→頭割り」では処理法が異なります:
ハイドロフォールの詠唱が先: 頭割り→散開
「遠H泡追いかけ」と指定されている部分です。まず、ボス足元に二人ずつ集合して、外周へ向かって移動しながら頭割りを受けます。
次に、散開を処理する際に H と D1(遠隔)は自分から離れていく泡を追いかけながら外周沿いを移動します。逆に、T と D2(近接)はタゲサの少し外側に立つようにします。タゲサに入り込みすぎると、反対側の近接に当たるので気を付けましょう。
図3-1と3-2は遠隔が泡を追いかけて南北へ移動する場合ですが、泡の向きによって東西へ移動するパターンもあります。
ハイドロバレットの詠唱が先: 散開→頭割り
こちらのパターンの位置取りはさほどシビアではありません。外周で散開を処理してから、次にボス足元で頭割りしますが、進行方向を横切る泡を見送りながら最速で向かえばちょうどタイミングが合います。
泡に直接当たるのはもちろん、画面上では当たっていないように見えても、泡の進行方向にいると吸い込み判定になることがあるので「泡の目の前をすり抜けない」を徹底しましょう。焦らなくても間に合うので大丈夫です。
いずれの場合も、頭割りと散開を一回ずつ受けたらバブルブロワーは終了です。
【ダブルタイド】
南北または東西に出現する水流とドーナツ範囲 or 円範囲を二回避けて、最後にハイドロフォール(頭割り)を処理します。
まず、カメラを後ろ(ステージ外周側)に回して、一回目の水流が出る位置を確認したら「一回目の水流が来ない」「タゲサの上」に二人ずつ集合します。いずれの場合もステージの中心から東西南北のライン付近しか使いません(図5の矢印線の部分)。
次に、リング・ダブルタイド(ドーナツ範囲)かラウンド・ダブルタイド(円範囲)の詠唱が来るので、リングの場合はその場で、ラウンドの場合は外周側へ二人で退避します。ラウンドの場合、タゲサよりも範囲が広いので余裕をもって距離を取るようにしましょう(図6-1)。
最後に、直前と反対側の安地に行って頭割りを受けたらダブルタイドは終了です(図6-2)。
【咆哮】
湧水のクリスタルとハイドロバレット(散開)を避けた後に、咆哮で召喚される雑魚(ザラタン)の向きを外周側に誘導するギミックです。
具体的には以下のタイムラインで進みます:
ハイドロバレット詠唱後の咆哮で雑魚が召喚される
湧水のクリスタルでクリスタルが設置される
(A) 安地の候補を確認する
バブルネットフィーディングでプレイヤーと雑魚に泡 or バインドが付与される
(B) 自分と雑魚に付いたデバフ(泡 or バインド)を確認し、優先度にしたがって自分が担当する雑魚を判断する
(C) 担当する雑魚から時計回りで一つ先の安置へ移動する
湧水のクリスタルとハイドロバレット(散開)が発動したら、自分が担当する雑魚に駆け寄る
上昇気流で泡のついたプレイヤーと雑魚が打ちあがり、雑魚の半面攻撃を全て避けたら終了
一つのギミック中に判断することが多いので一見大変そうですが、一つずつ理解していけば大丈夫です。A, B および C のステップについて、以下で詳細を説明します:
(A) 安地の候補を確認:
湧水のクリスタルのこのフェーズでの安地は3パターンあります(図7-1)。
安地は必ず外周側のマスのどこかです。クリスタルが出現したら、まずは射線が通らない列を確認します。基本的には内側4マスを潰すクリスタルを探すと良いです(全てのクリスタルが内側4マスを潰していたら四隅だな、潰されてないならその列の外周側のマスが安地だな、とか)。
また、この湧水のクリスタルの発動と同時にハイドロバレット(散開)が発動します。例によって攻撃範囲がとても広い(半径1.5マス)ので、図7-2に示すように、実際に使える安地はクリスタル攻撃が来ないマスの端っこだけです。
(B) 担当する雑魚を優先度で判断:
召喚された四体の雑魚が全方向へめった打ち(ステージ半面への即死級攻撃)をしてくるので、これを避ける必要があります。雑魚は攻撃の直前に最も近くのプレイヤーの方に向くので、この性質を使って全ての攻撃の向きを外周側へ誘導します。
この時、泡のついたプレイヤーと雑魚は上昇気流で打ち上げられるので、泡付き雑魚はバインドの(地上に残る)人が、泡付きでない(地上に残る)雑魚は泡の人が誘導することで、高さに差がついて安全に攻撃を避けることができます(図8)。
各プレイヤーが誘導する雑魚はマップの北から時計回りに決めます。泡とバインドはそれぞれ二人ずつ付与されるので、泡同士、バインド同士でどちらがどの雑魚を担当するかを決める必要があります。
これを一意に判断するためにロール間で優先度を決めます。ここでの優先度は以下の通りです:
T > D1 > D2 > H
自分に泡 or バインドが付与されたら、パーティリストのバフ・デバフ欄を見て、自分と同じデバフが付いている他のプレイヤーを探します。もし自分が優先度1なら北から時計回りで1番目の雑魚、優先度2なら2番目の雑魚を担当します。
補足:
逆に考えると、D2 と H は西から反時計回りで見た時に優先度の低い方が1番目の雑魚を取るとみなすこともできます。つまり D2 は H のデバフだけ見ればよく、T と D1 を見る必要はありません。
「優先度」のような他人のデバフ欄を見て自分の行動を判断するギミック処理法は、極討滅戦まではあまり出てきませんが、8人レイド零式などではよく登場するので、初めて見る人はこのやり方に慣れておくと今後も様々な場面で役立ちます。
(C) 安地移動 → 雑魚誘導:
担当する雑魚が決まったら、そこから時計回りで1つ先の安置へ移動し、湧水のクリスタルとハイドロバレットを回避したら、即座に雑魚を誘導する位置へ駆け込みます(図9)。
ここは時間的な猶予がほとんどないので、事前にスプリントを焚いておき、発動した攻撃のエフェクトの中に駆け込むくらいのタイミングで移動を始めましょう。
雑魚の攻撃を全て避けたら咆哮フェーズは終了です。
【アングリーシーズ】
フィールドが二つに分けられ、吹き飛ばしやら何やらあった後に両岸に出る四つの塔を踏むギミックです。
最初にボスがフォール(頭割り)とバレット(散開)を二連続で詠唱し、その後、アングリーシーズで中央から吹き飛ばしが出るのでアムレン堅実でノックバックを防ぎつつ、最初の詠唱順に頭割りと散開を交互に処理します。
まず、アングリーシーズの予兆が出たら T & D1 と H & D2 でそれぞれ東西に分かれます。頭割りと散開を受ける位置は図10の通りです。
なお、野良ではハムカツ動画と異なりタンヒラが北に散開する場合が多いので、あらかじめ確認するか、アングリーシーズ詠唱中になんとなく北 or 南寄りに陣取って行き先をアピールすると良いでしょう。
【塔踏み】
アングリーシーズに続いて、湧水のクリスタル → バブルネットフィーディングでクリスタル・泡・塔が設置されるので、クリスタルの円範囲攻撃(not 直線攻撃)を避けてから塔に入ります。
このフェーズで設置されるクリスタル4個のうち、ボスに近い側の列(図11の赤い点線で囲んだ部分)に置かれる2個のクリスタルはバブルネットフィーディングで泡が出現した際に泡で包まれます。これは、塔踏み直前のフリッパータイフーンで対岸の塔の上に運ばれて円範囲攻撃を出すので、塔踏みの前に避ける必要があります。
この時、泡で包まれる2個のクリスタルは必ず「北+中央」か「中央+南」の組み合わせになり、北か南にクリスタルがない状態になります。そして、南北のクリスタルがない側の最前列にクリスタルが入ってない泡が出現するので、DPS はこれを探しておきます。また、これ以外の泡は使わないので近づかないようにします(図11)。
以降、ロールごとに動きが分かれます:
タンクおよびヒーラー:
クリスタルの円範囲攻撃を避けてから、自分側の「中央の」塔を踏む(塔 TH 中央)
クリスタルが「降ってきた」側の DPS:
自分側のクリスタル無しの泡を探し、わざと接触して泡に乗り込む
フリッパータイフーンで吹き飛ばされて自動的に塔へ運ばれる
クリスタルが「降ってこない」側の DPS:
対岸の北と南を見てクリスタル入りの泡を探し、その目の前の塔へ移動する(中央は TH が担当する)
フリッパータイフーンで飛んできたクリスタルの円範囲攻撃を避けてから塔を踏む
このように、元々のハムカツ式と異なり、塔 TH 中央では塔踏みの担当決めに優先度を使わず DPS だけで調整します。
補足:
塔踏み直前のクリスタルの攻撃範囲を図12に示します。基本的には:
クリスタルが降ってきた側: 中央寄り
クリスタルが降ってこない側: 外周寄り
の位置を取るのが安全です。もし、近接でどうしても GCD を止めたくない場合は青い点線で囲んだ位置に安地がありますが、非常に狭いので無理に狙うのはお勧めしません。
零式では:
バブルネットフィーディングのダメージが大きいのは他と同様ですが、特に両岸に分かれたタイミングで H から D1 にヒールが届きにくく、塔ダメージで D1 の HP が無くなることがあります。なので、タンクが短バフを投げて D1 をケアするようにすると安定します。
【時間切れまで】
1ボス前半と同じギミック(湧水のクリスタル → ダブルタイド → タイダルロア)がきて時間切れです。
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