蝶ヶ岳 無理しないテント泊登山
険しい山が多い北アルプスですが…
蝶ヶ岳は難所がなくて歩き易いルートで登ることができます。
山頂直下のテント場は眺望もよく、蝶ヶ岳ヒュッテが隣にあるので安心感もありましたね。
昨年のものですが、写真を交えて雰囲気をお伝えしてみようと思います。
上高地から登ることもできますが、三俣登山口からだとバスを使わずに駐車場から直接登れます。
到着したのは土曜日の深夜3時ぐらいだったと思いますが、第二駐車場がかろうじて空いてるぐらいの混み具合でした。
車中泊して朝の9時スタート、6時間弱で山頂に着きました。
昼食や休憩の時間を引くと、だいたい標準タイムぐらいになると思います。
道中、クマに遭遇して引き返してきた人に出会いました…
そのうち移動するだろうと思い、しばらく時間を置いてから進むことにしましたが…若干の怖さはありましたね。
こういう時、クマスプレーを持っていると心強く感じます。
幸いクマを見かけることはありませんでした。
15時ぐらいでしたが、テント場は結構混んでいました。
稜線上という事もあるのか…自立式が殆どだった印象です。
私のテントは非自立式で、石に括り付けて設営しましたが…この日は風が弱かったこともあり、全く問題ありませんでした。
蝶ヶ岳山頂周辺は散歩するのが楽しい場所でしたね…
山荘に泊まる人もたくさんいて、建物内も賑わってました。
翌日、ピストンで戻るか…常念岳へ縦走して周回ルートで戻るかは、まだ決めていませんでした。
周回だと10時間ぐらい掛かる中級ルートになるので、よく寝れて朝の体調が万全ならチャレンジしようかというプランです。
星が綺麗でお酒も美味しい。
夜食も食べて満足して寝袋へ…
周辺から聴こえてくる朝ごはんや撤収の物音で目を覚まし、時間を確認すると…まだ夜の2時台でした。
耳栓持ってきたら良かった…
良い天気でした。
二度寝して出発が遅くなった事もありますが…素晴らしい景色に十分満足したので、無理せずにピストンで下山することにしました。
PCのデータ整理をしている時に、蝶ヶ岳の写真を見ながら今年はどこもテント泊登山に行けてないな〜…と思っていました。
それと同時に…適度な負荷と安心感のある環境で絶景が楽しめてルート変更も容易な蝶ヶ岳は、初心者に限らず色んなレベルの人が楽しめる良い山だと改めて思い返したので紹介してみました。
無理はしないけど、ちょっとチャレンジしてみる。
日帰り登山ばかりだった人が次のステップを踏む場所としても、非常におすすめできると思いました。
2024年8月