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kakukakubooks
足助のおばさん in China 2
絽というのは、薄くて中が透けて見えるような生地のことで、おそらくみなさんどこかで妙齢のご婦人がいきに着こなしているのをご覧になったことがあるかと思います。私の「師範科」のレッスンが、6月に始まったので、これは夏物の着物がいるな、と例によってネットショップで絽の着物のセットを手に入れました。着物だけでなく帯や小物もついて14000円という、お店で着物を買う人から見たらゼロが二つくらい小さい価格です。ただ、やはり既製品ですので、身の丈に合った着物というわけにはまいりませんが。
と、勢い込んで買ったものの、7月に2度ばかり着ただけで8月は学院が夏休みだそうです。絽の着物は7・8月にしか出番がないので、次は来年か、と思っていたのですが、中国へ行くことが決まって、じゃあ中国でこれを着ようか、と思案中です。訪中は9月の始めですので、まだ十分に暑いですから、外国でなら日本のしきたりにとらわれなくてもよいかと。
今日、訪中団のメンバーが決まったと電話がありましたが、他に女性の参加者がいたら何を出しゃばりな、と思われるでしょうか。連句をやる方なら、下手な着つけねとそっと笑いながらも許してくれるように思うのですが。(2012年8月3日 記)