足助のおばさん in Brisbane 8
前回、道に迷ったところで終わらせてしまって、ご心配かけましたでしょうか。
私は、自分では方向音痴ではないと思ってます。が、以前、名古屋で迷子になった話を書かせていただきましたが、車ではOKでも、徒歩だと迷うんですねえ。ブリスベン市街は縦横にストリートが走っていて、少し慣れれば何でもないらしいんですが、私は迷いました。例の「2ブロックまっすぐ行って、レフトへターン」と言うセリフが、わかったつもりでわからない。小1時間もさまよったでしょうか。歩き疲れて、これはもう一度はじめからやり直そう、とベンチへ座った時です。私が腕からぶら下げていた「Shafston」のロゴ入り紙袋を見て、自分もShafstonの生徒だと言うチャイニーズ(女性)に声をかけられました。地獄で仏と言うのはこのことです。私はかなり目的地とは違う方向へ来ていました。その親切なチャイニーズは自分はステイ先の家へ向かうにもかかわらず、私をバス停まで連れて行ってくれました。
バス停&車中では、昼間日本人ミーティングで出会ったジャパニーズガールズもいて、ブリスベンではペットボトルの水(500㏄)が3ドルもする、しかもお茶がない、と言う話で盛り上がりました。Jガールの一人が「私、ほうじ茶のティーバッグ持ってますよ」と言うので、分けてくれるよう懇願しました。
もう一人のJガールは私と同じ寮暮らしだったので、二人で先にバスを降りて、マンションと呼ばれる寮を目指して歩いていると、つれの彼女の買い物袋のひもが切れてしまったんです。すると、後ろから歩いてきたローカルの男性が、自分の袋から湯気の出ているどんぶりを取りだしてこのAかちゃんに「これを使って」と袋を差し出し、日本語で話しかけてきました。奥さんが日本人だと言うので、「Your wife must be beatiful!」とお世辞の一つも言って、ありがたくご厚意に甘えさせていただきました。
City Catの紳士と言い、バス停へ連れて行ってくれたチャイニーズと言い、なんていい人ばかりなのかしら、と感激してその夜も更けて行きました。(2009年9月25日 記)
(元ブログ 帰り道 (in Australia): Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)