ぼっち旅2019 〜10.循環バスに揺られて〜
既に年を跨ぎ3月が目前に迫ってまいりましたが、あれ?昨年の旅の記憶とか忘れちゃったらもったいない、と思ったことからまとめて記録として残すことにしました。ただ人に読んでほしいというよりは自身の備忘の観点が多くなるのはご容赦ください。
観光の足
前回、1時間にわたる待機を経てワシントンモニュメントの整理券を無事手に入れた私。今日はまだまだ長いのです。
昨日は基本的に自分の足と電動スクーターに頼ってばかりの移動でしたが、今日は有名観光地をはしごすることもあり、サーキュレーターを使用します。
サーキュレーターと聞くと扇風機を思い浮かべる人もいると思いますが、ワシントンDCのサーキュレーターは循環バスです。
こちらは何路線かあるのですが、なんとナショナルモールを周回するものは無料!
日本でもよく銀座にお買い物に行く際に無料循環バスを利用させてもらいますが、あれはほんと便利だし、大変助かる足ですね。ただ日本のものがショッピング要素強めで地元経済を潤すために地元企業の協賛で走ってるとしても、ワシントンDCのバスは完全に観光地回ってるだけで、そこまで経済を循環させてる感じはありません。
この日もそこまで人は乗っていませんでしたが、暑い中クーラーの効いた車内は大変助かりました。
市内は地下鉄も走ってるのですが、観光にはあまり向いていない感じで、前日使った電動スクーターとサーキュレーターのセットが使い勝手抜群です。
“⑤Washington Monument / National Museum of African American History and Culture”から乗車です。
立国の礎
この日はThomas Jefferson Memorialが工事中ということでスルーし、⑧で下車、キング牧師記念碑を見に行きます。
青い空に白い飛行機雲、映えるキング牧師。
岩山から飛び出てきたようです。
こちらは2011年に建立されたようで、比較的最近できたスポットのようです。アメリカにおけるキング牧師の存在ってすごいですよね、昨日の国会議事堂の中にも像がありました。
公民権運動で活躍したキング牧師、日本で言うとどなたに当たるのでしょうか?日本では人種で参政権が、という時代があったかはあまり覚えていませんが、女性参政権で言えば平塚らいてうとかですかね。
あとなんだかんだアメリカ人は歴史上の人物の石像を立てるのが好きなんですね。日本でも西郷隆盛の像とか、ハチ公とか、こじんまりとはありますけど、ここまでドーンとした自己主張の強いものはないですよね。国民性でしょうか。
キング牧師が見つめる先には、Tidal Basin(タイダルベイスン)というポトマック川の入江が広がります。水面に反射してるけど建物はなく、朝早いこともあり人もいないのでどことなく少し寂しい雰囲気です。
ワシントンモニュメントもチラッと見えますね。ちなみにこちらは1897年に作られた半人工の水たまりのようです。英語で言うと“Reservoir”、読み方は「れぞぼあ」です。
お次はこちら、Lincoln Memorial(リンカンメモリアル)、ここはさすがに人が多いです。
いつ止まってもおかしくない、そして指紋?がベタベタしてちょっと汚いけど、金色の古びたエレベーターに乗ってあの人の下へ。
15年ぶりのリンカンさん、のはずが見覚えがあると思ってしまうのは台湾のこの人のせいでしょうか。やはりインスパイアされたのでしょうか。
そしてリンカンさんの目線の先には絶景が広がっているのです。
逆さワシントンモニュメントも映えますね。
リンカンさんにはまた会いにくることもあるでしょうか。さあ、サーキュレーターに乗ってまた次のスポットへ。
人類の夢
ナショナルモールの中心に戻ってきまして、お次はこちらです。
国立航空宇宙博物館、スミソニアン協会が運営する博物館の一つ、航空・宇宙の神秘がテーマです。
入場料は無料ということで、観光客に優しい街、ワシントンDCです。日本の上野にある博物館は結構お金取りますよね、無料でもクオリティ高いのでデートスポットとしてもいいですよね。
工事中ということでエリアは限られていたのですが、ライト兄弟の展示が印象に残っています。
ただそれ以外そこまで見どころはないので結構スルーしてささっとまわります。昨日降り立ったダレス国際空港の近くの別館には原爆投下で有名なエノラ・ゲイや、スペースシャトルのディスカバリーも展示されているようで、そちらに行けばよかったと少々反省です。次回はそちらを訪れてみましょう。
宇宙に行きたいか?と聞かれたら私は行きません。いまだに飛行機でも浮遊感に驚くこともあるので、到底超えられない壁です。
ここに来てはじめて日本人観光客を発見、ガイドさんが説明していたのでツアーのようでした。その光景を見て思ったのは、なんだかんだ1人が気楽でいいなということ、せっかく限られた時間、自分1人のために有意義に使いたいですよね。
一人旅の良さを噛みしめつつ、15分で退館です。このあとは本日のメインイベントが盛り沢山、記事も長くなってきましたのでここらで一区切りしておきましょう。
長い1日はまだまだつづく。