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240316【東京NB-C大阪】

2023-24 WEリーグ 第10節
日テレ・東京ヴェルディベレーザvsセレッソ大阪ヤンマーレディース
@味の素フィールド西が丘
1-1(0-1, 1-0)

ぼくはこのシステム、というか並びはN-BOXを意識しているのではないかと勘ぐっている。

ハイライト

記録

どちらも負けられない、前節の内容を踏まえたら勝利必須の両者だったと思うが、結果はドロー。らしさを取り戻して自信にできたのは、前線からのプレスを続けたC大阪だったように見える(実況がよく使う、曖昧な表現を真似してみた)。脇阪麗奈みたいに、プロ選手たるものは何をを説いてくれる人がベレーザにもいたらいいのに、前半で下がっちゃったからな……。

ベレーザも苦しんだとはいえ、前半もはがせる場面もあったし、左が押し込まれた際に大きく逆へ振ることで右から山本柚月がチャンスに絡んでいた。一度長いボールで押し返して、みたいなことはしないのかな、とも思う反面、プレスをいなすのも1つの魅力だから、どちらが正解とは言えないかもしれない。

前半はプレスを受けたとも取れるが、プレスを掛けさせて走らせた、ともとれる。事実、後半10分過ぎからは相手の足も止まり、セカンドボールの回収率でも圧倒して押し込む時間を長く作れていたはず。途中出場でパワーを出せる選手が少なかったから、鈴木陽をベンチからスタートさせたのも、理にかなっていると思う。もちろん本人は先発で出たいだろうし、いくつかあったチャンスのどれか1つを決めていればとも思うだろうけど。

3バック採用と、クロスを増やしたいという言葉に気をとられているかもしれないが、この並びって、もしかしてN-BOXじゃないかと思ったのは自分だけかな。実際はオフェンシブハーフというよりウイング的な選手を配置しているから若干は異なるのかもしれないが、山本さんは内側のポジションも意識していたし、参考にはしていそうな気がする。何よりも気になったのがオーダーシートなんだよね。

東京NB、第9節と第10節のメンバーリスト

過去2試合は、木下桃香の名前が3列目の2人の間にあったのに、今節は2列目の2人の間にいるんだよね。もちろん、C大阪みたいに番号の若い順とか、4-4-2的に提出してくるチームとかあるんだけど、松田監督はそういうタイプじゃない気がする。恣意的な感じがして、偶然には思えない。

名波浩のN-BOXを、そもそも自分がオンタイムで覚えていないので、大前提としてN-BOXの解釈があっているかという問題はあるけれど、新しいシステムは木下さんに自由を与えるための配置にも見えて、K-BOXじゃねこれ、と思った。Wiki情報で申し訳ないけど「対戦相手には『サイドにボールを出させて、チーム全体で一気にプレッシャーをかけて奪い取る』方針とした」って、まさに今のベレーザじゃんね。誰か確かめておくれよ。

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