210124【ルビンカザン-ソチ】
フレンドリーマッチ@ベレク,アンタルヤ
3-2(1-2,2-0)
再びトルコキャンプでの練習試合について。こうやって試合映像を公開してくれるのは非常にありがたい。Jリーグ勢は基本非公開だからな……。
ルビン
4-3-3
ソチ
3-4-3
定期的に議論になるが、フォーメーションの考え方とはいったいなんぞや。例えば3-4-2-1なのか、3-4-3なのか、3-6-1なのか、とか。それから守備時と攻撃時で立ち位置が変わる場合。4バックで守っているチームが、ビルドアップ時は明確にCHを一枚落としたり、全員が右ないしは左回転して片側のサイドバックを吸収した3枚になったり。結局は数字や表記がどうこうではなくて、見た目と自分たちの嚙み合わせで考えなくてはならないのだが、伝える立場の人間は大変そう。
前置きが長くなってしまったけれども、レポートのようなものはSOCCER KINGで配信されていたのでそちらを読めばいいのではないかな。
https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20210125/1171609.html?cx_top=topix
湘南の3バック歴が長いせいか、どうしても3バックの方に目が行きがちに。ソチの前半の守備の構え方は、前の5人(3バックとWB以外)がCFWを頂点とした正五角形をイメージするような立ち位置で、相手CBからサイドへのボールを出させないようにウイング(かシャドーかはわからんが)がケアしていた。ルビンは外を使いたいのだけれど、どうしたものかと考えながら前半を戦っていたのではないかな。
後半はソチの2列目が4枚並ぶような構え方になって、今度は外へボールを運ばせてWBが削りに行くっていうシーンが多めに。とはいえルビンのウイングは強かった。クヴィチャ(ルビンの左ウイング)がめちゃめちゃいいドリブル持っているので、57分にPKとなった場面もそうだし、前半だけど29分の自陣でワンツーからの運びもそうだし、ボールタッチとコース取りが絶妙。右のマカロフもそうだけど、高い位置でウイングに入ったら基本仕掛けだね。そこはかなり日本と異なると思う。
全然関係ないけど18分にデスポトヴィッチがゴール前に滑り込みながらのシュートを外して、悔しがってポストを蹴りまくっていたのには笑ってしまった。あれ公式戦だったらカード出るのでは?
未月のプレーについては、ビルドアップ時のアンカーとの関係性がすごく良くて、必ず縦横どっちのレーンも重ならない位置でうまくボールを引き出せていたと思う。チーム戦術として最終の一つ前はウイングに勝負させたい感が伝わってくるので、中盤の相手を引き付けつつ、受けたりあるいは受けなかったりすることで味方にスペースを作れるかどうかってところですか?
守備は2場面ほど賞賛したい箇所があって、1つ目は61分にタッチライン際で激しくチャレンジしたシーン。ファウルにはなってしまったけれども、やっぱりこれだよねって感じ。もう1つは64分。ゴール前でイグナティエフのシュートがGKにはじかれて右奥にボールが流れたシーン。相手も味方も1人ずつボールに向かったのは普通として、同時にペナ手前でボールをもらえそうな相手に対してものっそい勢いでプレッシャーをかけにいった。いっていなければ、たぶん繋がれていたと思うし、結果的にボールに追い付いた相手選手は大きく蹴るしかなくて回収できたっていうシーン。あれを自然にできるっていうのはほんといい。さすが湘南産である。
スパイクも実際は黄色に近いのだろうけど、ソールの青と併せてなんとなく湘南カラーに見えるんだよね(もしや意識しているのか?)。ちなみにこの試合でもセットプレーを蹴っていた謎(ぇ。
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