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210504【埼玉-神戸】これからの可能性を

記録

埼玉
4-5-1
神戸
3-4-2-1

正直、一方的な展開も予想していた中で(ry。

ぼく自身はシステム論者ではないが、普段見慣れない形や自分に馴染みのある並びだと、思わず「おっ?!」となる。エルフェンは中盤をカシオペア型にした4-5-1で、クリスマスツリーのように中を固めるのとは少し異なった立ち位置を取った。

普通に立つだけで段差ができ、自然にパスコースが生まれるために、ボールを回すという点では理にかなっていたと思う、ミスさえなければ。瀬戸口がもっとボールに関わって散らせる回数が増えると、相手の足や思考に疲労を蓄積させられそうではある。後半途中からは瀬野がアンカーに入り、もらう回数は増えたと思う。

開始直後に中村が荒川とのワンツーで裏に抜けて期待感を抱かせつつも、短くなったバックパスをさらわれて失点。エルフェンを見たのは、ノジマとの対戦以来なので、かなり久しぶり。当時の印象は、守備的ではないのに、守備に粘りのある、とにかく点が取りづらいというチームだった。なので、今日も序盤の失点以外は耐え忍んだ。

積極的に裏に抜けるタイプの選手がいないので、最初の場面以外では速攻でゴールに迫るシーンは皆無。プレマッチなので、狙いか今後への課題なのかは不明。なら、ポゼッションでポケットを取れたかというとそうでもないので、過去のあらゆるチームが直面したように、ボールを持ちながら相手にとって怖いエリアに到達する技術・度胸等々を身に付けていくしかない。そういう意味では、これからどこまで伸びるのか、楽しみではある。

神戸も印象論で申し訳ないが、圧倒的にマウントを取って殴り続けるという印象はないので、3バックの採用には驚きつつも、想像を超える強さかといえばそうでもない。でも、杉田をシャドーで使い続けられるのならば、もっと自由に「私がエース」感を出せるくらいにまで上り詰めて欲しいかな。

これは持論なのだが、せっかく新しいリーグが始まるので、既存のJや他国の良き部分を参考にしつつも、全然違った施策を打ち出しても面白いと思っている。極端な話、これまでのファンには通じなくても、別の新しい5000人に刺さるなら、それもありなんじゃないかと。例えばユニフォームサプライヤーをX-GIRLにお願いしたような。メディア露出もスポーツ関係にこだわらなくもいい気さえする。逆に、既存のスポーツメディアは今拾っておけば、先駆者になるチャンスだとも思う。

伝統をないがしろにしていいという意味ではなく、それができるチャンスがあるよってことに気付いてね、それを周りも受け入れてね、っていうこと。岡島チェアのインタビューを読む限りでは、その認識は持っているようなので、それも含めてどのようなリーグになっていくのかは楽しみではある。

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