240922 WEリーグ【ノジマ-大宮V】
2024-25 SOMPO WEリーグ 第2節
ノジマステラ神奈川相模原 vs 大宮アルディージャVENTUS
@相模原ギオンスタジアム
0-0(0-0, 0-0)
互いに好機を作りながらも決め切れずにドロー。攻撃の工夫が見られたのは大宮の方だったが、池尻凪沙は飛び出し含めて好セーブを連発し、今村南海も前半に大竹麻友・川島はるなのシュートをストップと、ファインセーブがあった。一方で、後半はそもそもノジマ側がボックス内からフィニッシュへ至る数がわずかだったので、ゴール期待値で算出したら見た目よりは低いと思われる。
ポジティブなところもネガティブなところも探せばもちろんあるので、いい方から行きますと、シンプルに無失点で終えられたことは良かった。昨季の公式戦は全試合で失点という不名誉な記録を作ってしまったが、(おそらく)2023年4月1日AC長野パルセイロ・レディース戦以来となるクリーンシートを達成したことは、それはそれは明るい話題でしょう。
池尻のセーブはもちろんのこと、なでしこ・WE通算150試合出場のセレモニーのあった大賀理紗子も、裏へ抜けた井上綾香にしっかりと体をぶつけて減速させ、GKボールにしたシーンも多かった。
ただし、ファインセーブが多かったということは、それだけ相手に好機を作られたことの裏返しでもある。前半は風下に立ったために背後への浮き球でラインがずれたことや、後半は相手サイドハーフ(特に途中出場の2人、甲斐碧海と落合依和)に引っ張られて真ん中を空け、縦のスルーパスを打ち込まれるシーンも散見された。
最序盤は箕輪千慧の突破に手を焼き、ふたをしてからは逆に浜田芽来で勝負。南野亜里沙と築地育がポジションを入れ替え、[4-2-3-1]のようになってからは、藤原加奈も中に絞って中央の数的優位とパスの連動性も上がったように見えたし、川島のインターセプトも光って流れを持ってきたと思った。
けど、その築地を下げて榊原琴乃をサイド、再び南野を真ん中にして2トップに戻してからは、ギクシャク感というか、カップ戦時同様、大竹麻友に収まらなければ攻撃が始まらない状態に陥った(収まった後半頭にはビッグチャンス到来)。にもかかわらず、ハーフタイムの監督コメントに「中盤の動かしで負けている。ボール保持をもっとしっかりとしていくこと」が含まれていたのが、自分が抱く今日最大の疑問点。じゃあなんで代えたの、と。
攻撃での気になる点はあと2つ。終盤攻勢の中のフィニッシュでは、もう1つポケットまで入ることはできなかったのかと、クロスに対して2人が同じラインで入ってしまい、カットバックの選択肢がなかったこと。この辺りは、実際の狙いがどこにあったのかが不明なので、できればメディアに頑張ってもらって答えを導き出して欲しい(分析は間に合っているから、監督や選手からの声を引き出してくれという意味)。
与えられた時間は短かったけど、トップ内定・笹井優愛は可能性を感じさせたなと思う。ぜひとも姉妹でチームを牽引してくれ。
ピッチの外側に目を向けると、キッチンカーが多数出展し、お祭り感が強かったので、いろいろな人が楽しめたのではないか。(でもキッチンカーって髪の毛混入防止に努めようとしている人ほとんどいないよね)。
例えば、先日行った高知ユナイテッドSCやちふれASエルフェン埼玉はゴミステーションを設置しているけれど、ノジマはそういうのないなと、ふと思った。(各店舗やコンコースにゴミ箱は設置してあるが)。
小中学生の先着200名だけど、ノジマカラーのTシャツプレゼントがあったのは面白い。チームデザインのウエアを身に付けているだけでホーム感は高まるし、今後それが自宅にあることで目に入れば、クラブの存在を意識してもらえるから。
あとは天候不順のために急遽場所変更だったから仕方のない部分もあるが、スタグル投票の場所を入場階段上がってすぐのところに設けてしまったので、導線が完全にふさがっていたのが残念(構造上、どうしても限界はあるが)。
なお、この日一番いい声が出ていたのは、ライズチアリーダーズSuns。やはりチアは選曲含めて気分を高揚させる力があるなと思った。
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