240908 なでしこリーグ1部 第17節【バニーズ群馬FCホワイトスター vs 静岡SSUボニータ】
2024プレナスなでしこリーグ1部 第17節
バニーズ群馬FCホワイトスター vs 静岡SSUボニータ
@太田市運動公園陸上競技場
0-14(0-7, 0-7)
サッカーは時として残酷で、楽しいばかりではないことを気付かされるような試合になった。
フルマッチ
自分が足を運ぶ会場を決める理由の中に、まだ行ったことのない会場、見たことのないホームゲームというのがあって、敷島ではなく太田での試合なんてなかなかないなというのと、経営事情が囁かれているバニーズの運営状況や元なでしこ選手や静岡の本田美登里監督の存在と、その辺りで判断した。
バニーズは中断期間中に3選手が退団。GKコーチもおらず、この日はベンチメンバーも3人だった。ウオーミングアップ時の対人パスはアウトにかかってペアに通らないことが多々あったが、なでしこ1部の試合でこれほどまでに差が付くとは予想できなかった。
早々の失点で出はなを挫かれたこともあるけれど、単純に最終ラインはコンディションが整ってなさそうで、設定ラインは高いけれど裏へ蹴られたボールについていけないシーンが多発。後手を踏んだ。
2人起用されたGKのうち、先発の松本紗和が比較的前に出るタイプだったのに対し、途中出場の佐々木心は待っちゃうタイプだったので、最終盤はセンターバックとお見合いになるシーンも。個々のタイプの違いと浸透具合いもあって、チーム状態の難しさを垣間見た気がした。早瀬や佐藤は奮闘していたが……。
試合後の挨拶に来た大矢歩が、気丈ながらも痛々しく見えた。快足FWのイメージだったが、いつの間にボランチになっていたんだろう。
ちなみにチケットやグッズの対応をしていたおばさま方はめちゃアットホームで、少なくともピッチの外では自分が思っているほど悪い雰囲気ではなさそうだった。この方々のようなボランティアスタッフのためにも、チームには頑張って欲しいし、サッカーを嫌いにならないで欲しい。
ボニータも、途中天候が崩れるなかでも最後まで攻め続けて記録的な点差に。なでしこリーグのデータサイトを覗く権利は持っていないので不明だが、過去の最大得失点差や個人の1試合最多得点などはどうなっているのだろう(土屋佑津季が7得点挙げた)。
なお、当日はバスケB1の群馬クレインサンダーズが隣のアリーナでプレシーズンマッチを行っていて、キッチンカーも出るなど、公園内は賑わっていた気がする。ガパオライスが美味しかった。
競技場隣接の自動販売機は根こそぎ売り切れだったので、周辺を散策したら、想像通り買えるところはいくらでもあった。その中で見つけた「リピーター続出!」のイラストに惹かれ、キャラメルミルクを購入。激甘。仕事合間の糖分を欲したときにはおすすめだが、炎天下でいただくのはちょっと……。
なお、競技場は最寄り駅から平坦で徒歩約20分。各東武線の接続の悪さがネックだが、公共交通機関でアクセスするには十分すぎる。陸上人用の雨天ウオーミングアップエリアもあり、なんとトイレは温便座ウォシュレット付きできれい(すごく大事)!数は少ないが平塚よりも整っている。ちなみにボニータの守屋栞奈は平塚出身だった気がする。