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210331【Wolfsburg-Chelsea】

UEFA WOMEN’S CHAMPIONS LEAGUE
Quarter-finals, 2nd leg @ Szusza Ferenc Stadion – Budapest, Hungary
0-3(0-2,0-1)
Aggregate Score
1-5(1-2,0-3)

記録

女子サッカーというタグを付けつつ、わざわざ「女子」という接頭語を付け必要はあるのかなと、ちょっと悶々としながら結局は付けた。

Wolfsburg
4-2-3-1
Chelsea
4-2-3-1

https://www.youtube.com/watch?v=e1Zi3ju3UEA

1st Legのレポートもどき
https://note.com/nora_16/n/n6f01c22b33dc

人を変えずにやり方を変えることができるのは、個としても組織としても戦術の幅が広いことをうかがわせる。サイドからの攻撃に対して牽制をするために外の人数を厚めにしつつ、スコアの優位性を生かして前に1枚残してのゆとりをもった守備を講じたチェルシー。縦パス1本からPK(VARないので……)を得て、一層有利な展開に。客観的に見ている側からしたら、もう少し競ったまま終盤までいって欲しかったというのが正直な感想。

1失点目ではまだ焦りは少なかったヴォルフスブルクだが、2失点目後はやや裏狙いを急いだ印象。確かに背後は空いていたが、人数はチェルシーの方が多く、通らず結局相手にボールが渡って持たれる時間が増えてしまった。

右からのクロスを逆サイドで高さのあるRolföへという攻撃は、有効だけれども相手も警戒していた。逆に、Rolföからの低くて速いボールにPajorが合わせた場面の方が、GKとDFの間をボールが通過しており、可能性を感じさせた。

閑話休題。
守備から攻撃に転じた際に、テンポを落としてボールを下げることがあると思う。時々それを嫌がる見物客がいるけれど、先のように攻撃の人数が足りなさそう、足りていても攻め残りによるカウンター返しを防ごうというのなら、スローダウンにも能動的な効果はある。

思いのほかドイツ代表組が焦っていたのには驚いた。ボールを取られたり、つながらなかったりした時に(日本も結構やる人いるけれど)、「あぁ~」みたいな感じで気持ちの強度が瞬間落ちる。でも、その間に数mボールは動いているから。頭を抱えたり、ため息をついたりする時間すらもったいない。というか、そういう癖は直さないと、トランジションで確実に後れを取る。そりゃまぁ45分で4点取らなくてはならないのに、平常心でい続けろというも酷な話ではあるが。

ボックスtoボックスはPAの外から外くらいのことを指すのかな?今日の(今日も、か)Kirbyは自陣PAから相手PAまで、むちゃくちゃ走り回って攻守に奮闘していた。ヒートマップがあればぜひとも見てみたい。

2点目の際に、カウンター起点となって持ち運び、攻め切るのではなく自分でボールをキープし続けてテンポを変えたプレーは超一級。一度トーンを落としたことで、守備側も一息ついてしまい、Brightからのシンプルなパスがボックス内にあっさりと収まった。

これだけ頑張った選手に最後は贈り物が与えられるっているのは、ドラマ性があってとても嬉しい。マジで湘南に欲しいんですけど。

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