なでしこジャパン vsイングランド女子(11/11) vsスペイン女子(11/15) 試合前メモ

久しぶりにランキング上位の強豪と試合が組まれたので非常に楽しみ。ユーロ覇者の肩書がなくてもイングランドは気になる存在だし。なのに、放送は録画でご立腹。

日本のメディアは全然発信してくれないけど、今回は両チームともにベストメンバーじゃない。イングランドはWilliamsonが怪我、Kirbyも病欠。Whiteが引退したので後釜探しに代表キャリアの浅い選手も追加で招集されている。ちなみにホープGKのHamptonも病欠。

Wubben-Moyは足下不安定な印象なので、そこを狙って10月の試合みたいにはめていくのが理想だろうか。アンカーはおそらくWalsh だろうが、ここにボールが入ると今のなでしこでは誰がマークしていても前を向かれて綺麗に展開されると思う。Lauren HempやBeth Meadのウイングに勝負されたら厳しいと思うので、そこに通させないのが最善だが、個人的にはむしろ通してもらって日本の現状がどうなのかをガチ見したいと思っている。HempとJordan Nobbsは離脱したけど。

イングランドもセンターフォワード探しは難儀しているようで、ファーストチョイスになるであろう怪我明けRussoも元々一列下の選手。カナダのSinclairやスペインのHermosoみたいに、下がり目の位置から最終局面でゴール前に顔を出す使い方をしてもいいのかな。代わりに両脇が点に絡めば結果的にはokでしょう。Dalyを一番前で使ってもいいとは思うけど、代表では基本サイドバック起用だし、Greenwoodを左に回したら今度はセンターバックが足りなくなるというジレンマ。頭数はいるので理論上はできるけど。妹Jamesが好調なのでMead真ん中でもいいかな。

スペインはPutellasが怪我。ほかに選手と協会が体調管理をめぐって招集拒否したことに加え、その時に選手個人が協会に発信したプライベート文章を協会が公にしたことで揉めに揉め中。Sandra PañosもMapi Leónも前回に続いて不在で、最強バルセロナからは18歳が1人だけ。まぁその1人はU-20女子W杯の日本との決勝で点を取ったParallueloなのだが……。優勝メンバーからはほかにTejadaとBenítez、Gabarroが呼ばれている。U-17組はさすがにいない。

世代交代中のアメリカに勝ったことは、アメリカに原因があったのか、スペインに理由があったのかで評価は変わるけど、ハイライトしか見ていないので、まぼろしの同点ゴールが怪しいオフサイドVARで取り消されていなければ、また違っていたのかもしれない。

ぼくとしてはフルメンバーできて欲しいのだが、今回は未招集だが仲直りして本大会には招集となると、10人以上選手が入れ替わるはずなので、スカウティングもくそもなくなってしまうもどかしさはある。


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