231105【レイア湘南－ディオッサ出雲】
2023プレナスなでしこリーグ2部入替戦 第1節
SEISA OSAレイア湘南FC vs ディオッサ出雲FC@レモンガススタジアム平塚
2-0(0-0, 2-0)
入れ替え戦とはいうものの、なでしこリーグ2部からの参加はノルディーア北海道だけなので、実質は参入戦に近いかもしれない。そのノルディーアも初戦は負けてしまった。
中継もないし、地元での試合なので、ちょっと無理すればいけるなと思って久しぶりに湘南戦以外のサッカーを平塚競技場で見た。大会やリーグ規模を考えれば、483人は入った方ではないかな。ホーム側はゴール裏も開放していて、レイアのホーム感はすごくあった。日体大でも聞いたことあるチャントを含めて結構癖になる。
個々の練習でうまいかもと思う選手が何人かいて、技術のうまさと試合の中でのうまさとは違うんだよなっていうのは再実感。そういう意味では、レイアの遠藤彩椋のパスの蹴り方をシュートにも応用できればな、とか、出雲は安藤真桜と浅海早希のユニットが賢かったな、とか、このチームが昇格したとして、JFAアカデミー福島と試合して勝てるかなとか、どちらにも肩入れのない身としてはフラットに想像を巡らせた。
試合そのものは、ミドルサードから先の精度と判断のためにどちらにも点が入らなさそうな雰囲気がずっと続いていたけれど、左ワイドに入った中島咲友菜がドリブルで運んだ際に、出雲側がペナ外でマークを若干譲り合うような格好になって中に侵入されてしまい、友近真那がカバーしたのだが、蹴ったボールが中島に当たってブロックシュートみたいな形で入ってしまった。最後の追加点は前がかり相手のカウンターの典型例みたいなもので、アシストした加藤ももが角へ逃げて時間を使うのではなく、上がってきた鈴木陽笑をよく見ていたなと。
肩入れはないとはいったものの、レイアが上がってくれた方が神奈川県民としては足を運びやすいなでしこリーグの試合が増えるかなとも思う。ただ、去年の入れ替え戦で一部ファンをざわつかせた、ヴィアマテラスvsディオッサという神対決をもっと上のカテゴリーで話題にしてほしいという想いもある。
入れ替え戦は参加4チームによる1回戦総当たりのリーグ戦で、3チームが来季2部入り。なので、両チームとも昇格する可能性も十分ある。WEリーグ開幕の裏で盛り上がっておこう！
