220723【日本-チャイニーズ・タイペイ】ありな気がしてきた
EAFF E-1 サッカー選手権決勝大会第2節@ 茨城県立カシマサッカースタジアム
4-1(2-1, 2-0)
当日は大丈夫かなと思ったけれど、むしろ良かったことだらけなのではと思い始めた。
ハイライト
ハイボールの落下を待ってしまって危なっかしい場面から入ったら、案の定セットプレーから先制されるという典型的な悪手を打ったものの、早めに追い付いて前半のうちに逆転できたことが結果的に大きかった。ただ、香奈絵さんの怪我だけが心配。
当初は千葉と井上と中嶋の良さと超短期疑似3バックにしか目がいかなかったけれど、大前提として代表初出場が3人に初先発が2人?かな。それではチームとしての基盤もあったものではないから、ここは各選手に経験を積ませることができ、なおかつあの気候条件かつ日程面からローテーションができた上で勝ったことが正解な気がする。
言わずもがな2人のサイドハーフはいい仕掛けを見せ、中嶋は想定内で思惑通りのプレーを見せつつ、必要な時の球離れのタイミングが良かった。井上はあれだけつっかけられる選手だったのかと再認識させられた。ボールを落として失点時に競り負けてしまった林は、飲水タイム明け直後に広がった立ち位置から深い位置まで上がるそぶりも見せて、それだよそれって思った瞬間に負傷してしまったので残念。千葉の突進力は好感度高い。
後半左の深い位置でFKをもらったタイミングで(たぶん宮本さんから)北川に声が掛かったのだが、単にボールを跨げという指示だったのか、そこからしばらくポゼッション時に左上がりの3バックみたいな形になって、各選手、特に最終ラインの宮川と高平はかなりスムーズにパスコースを見つけられていた印象。2センターの時はボランチが動かないと1つ前に付けられなかったのが、センター脇を使うだけで角度ができるだけでなく幅が取れるので勝手にコースが作れる。丸山が湘南に来た時に「パスコースが多過ぎて逆に迷う」と話していたのが懐かしい。
菅澤を投入してから千葉をサイドに置いたけれども、シャドーもどきとしても効果的だったし、シンプルに外のターゲットマンとしても優秀だったので、これも納得。井上も収める役との組み合わせだと尚生きる。
でもすぐに素直な4枚かつ清家か宮川のどちらかがインナーを取るようなやり方に変えたので、中盤は若干またノッキング。ただ、代わりに清家が右ポケットに入れる回数が激増。クロスじゃなくてもいいんだぜ?
試合後にはスーユーも日本サイドまで挨拶にきてくれたのが嬉しかった。でも先制した時のチャイニーズ・タイペイの監督さんのリアクションがこの日一番のハイライトだろうな。
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