松本清張の小説の舞台49
今日は、文春文庫「強き蟻」を取り上げる。主人公は、三十歳年上の会社役員と結婚した女である。清張先生は、色白・受け唇・太い首筋・ふくらんだ胸・肥り肉(ふとりじし)が好きである。
舞台は、五反田・フランス・松濤・東銀座・アメリカ・第二京浜・柳橋・赤坂・山口県長府・下関・関門海峡・門司市(現・北九州市)・満珠・干珠・銀座のビル・Aホテル・本郷三丁目・お茶の水・神田・北海道・京阪・渋谷・青山・日比谷・外苑・本郷付近のホテル(傾斜地の五階建)・K大・赤坂のホテル・A大・ドイツ製・九州・延喜式に出てくる神社・渋谷区松濤町・英国・熱海・京都・奈良・来ノ宮である。
デコラ・普茶料理・二十センチの雪・捨扶持・不器量なりの魅力・退嬰性・心筋梗塞・肥り肉・テープレコーダー。表面上献身的な良妻を装った日記。
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