高齢者の身分証明書

亡父の相続の手続に関連して感じたのは、母の身分を証明する手続が面倒だということである。通常、顔写真付きの身分証明書は1点で証明となる。運転免許証やパスポートが一般的なものだ。しかし、母は運転免許を取ったことがなく、パスポートも期限が切れている。そのような場合、健康保険証等の2点で証明するのが一般的である。後期高齢者医療被保険者証はよいとして、あと1点をどうするか。例として、年金手帳、印鑑証明書、住民票などが挙げられているが、持参や取得が面倒なものばかりである。高齢ドライバーが運転免許証を返納したくない理由のひとつにもなっている。そんなわけで、母はマイナンバーカードを申請することにした。


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