誰かと泊まった夜～ちょい怖

どこかで書いたが、閉じるということを覚えてから見ないフリが出来るようになった。見ないけど感じはある。

霊感のお話です(*´▽｀*)
怖いのいやーって方はここまでで。。。

小学生の頃から多感というか、あそこにいる。。とか言ってママに気色悪いと言われた。その頃は家の中に子供が居て、よく陰から覗いて来た。

怖くはなかった。でも遊ぼう！ともならなかった。着物を来た髪の長い子だったり、覗いて来るのはいつも男の子。遂には名前まで付けてあげた。

そのかなり後、私の下に
この世に産まれていない兄弟が居たことを知った。

今回は
ある旅先で起こったことを
備忘録的に綴ろう。

北海道への添乗時、暗くなる前にホテルに着けた。その日はツインタイプの部屋だった。荷物を置きホテル内をレポートの為に見て回っていて裏側の外に出ると猫が！

寒くなるよ、お家は？と聞いてみたが答えはなく猫は逃げずついてきた。
そこへ厨房から何かを持った調理人が通り、目の前でドアの外のザルへ大量に出汁になった鰹節と煮干しを開けていった。

晩御飯が来たよ！
私はザルに開けられた熱い鰹節パックを破り、猫に振る舞った。猫は美味しそうに食べてにゃ！とどこかへ行った。

それからホールを下見して部屋に戻ると部屋から湖が見えた。
久しぶりにゆっくり出来る時間があり、明朝の出発も早すぎない。
と。。。

ん？。。。ん？！
入って左の洗面所、その奥にトイレがあったが勝手に洗面所から水の音がした。

閉めてない？ってか開けてない。
やっぱり何か居る。
まぁいい。居ても仕方ない(*´▽｀*)


色々見ちゃうので部屋の電気はいつも全部点けてある。
仕方ないので蛇口を閉めた。



部屋に戻ると
ん？
なんかざわざわする。
あれ。。？カーテンさっき閉めたよね？
開いてる。近づくとはめ殺しの窓の裏に
手形がついてる。ここ6階なんだけど。。



んー、やっぱり居る。
窓を開けたら、手形窓の外側に重なった。
ここからはつけられないね。
窓開けると手形がついてる窓の上にかさなるんだもの。


さっきはなかった手形、カーテンも勝手に少し開いてるし、蛇口も開けられた。
色々開けたい何かがいる。。。
と、バチンっ！と入口上の電球が切れた。


その５分後、ベットサイドの電球も切れた。そしてまた蛇口を開けられた。蛇口を閉めに行こうと立ち上がったら、スタンドライトもバチン！と切れた。


開けたり、消したり
活動的な何かがいる。。姿は見せない。


２回目蛇口を閉めにいって戻ると、夕食の時間が近づいたので、ホールへ向かった。
食事内容のレポートを書き、ツアーのお客様の様子を確認し、また部屋に戻る。



ほらね！またカーテン開いてる！(*´▽｀*)
そうだと思ったんだ！
と部屋に入ると、点けたテレビが画面が歪み結果、砂嵐になった。



おおー？
ならばチャンネル変えればいい♪
変えたら砂嵐化、変えたら砂嵐化。。。
そして全部映らなくなった。




えーーっ！！天気予報見たい！
ラジオは点いた。忘れたけど何かを聞いてた。

ザーーー！

ラジオも全局砂嵐化。
うーむ。やるな、なかなか。
ここで蛇口を開けるなんて、また分かってるじゃん。



と思ったら、天井の照明も消えた。
うーむ。カーテンは閉めても開くし、電球はどんどん切れてくし、水道は出される。



テレビもラジオもザーーー！になった。
これはエンドレスなのか？
さてはお主、出来る奴と見た。


全部の電球が切れたら、レポートも書けないし、真っ暗なんてちょっとイヤ。
フロントに塩と電球の手配を頼んだ。



部屋に来たスタッフは
塩持って来いなんてそんなこと言われたことない、テレビは故障だ、ラジオも。
不満そうなスタッフには申し訳ないが、
私の犯行ではないので、文句ならそっちへお願いしたい。
電球はすぐ替えられるスタンドライトだけ電球交換された。

アルミホイルに包まれた食卓塩に
どれだけ祓えるのか未知数だが、こちらの気持ちは伝わると信じる。そして声に出して言った。

あの！！

何か気に入らないかもだけど、私も仕事で来てるので眠れないのは困る。ここで寝るので宜しくね！

仕方ないから、スーツで寝た。
逃げなきゃいけない事態になっては事だ。

。。。朝までに室内の電球はスタンドライトともう片方のベットサイドの電球のみとなった。
結構派手に消したものだ。

こんなに消して開けてを繰りかえす寝ない誰かと泊まった。

チェックアウトの時、フロントで女性スタッフに声を掛けられた。
あ、あの、
添乗員さん昨夜は大丈夫でしたか？

あ、いえ、あちこちで色々あるんですよ私。塩が欲しいなんて言ってすいませんっ

するとその女性スタッフは

実は

言えないお話もありまして。。。

と俯いた。

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