コミュ力に自信がない私でもなんとかなった人間関係やコミュニケーションの本質
東京税理士会京橋支部の記念号で寄稿したコラムの転載です。
税務調査での不正察知嗅覚は誰にも負ける気がしなかったものの、とにかく内気でコミュニケーションが苦手で、仕事でもプライベートでも苦労した私がどうやって克服したか、意識していることを書きます。
(時間の関係上、随時更新していきます。)
【抜粋】
税務調査において、上司先輩から必ず叩き込まれるが、「まずは雑談をしろ」と。
しかし、新人時代の私はコミュニケーション能力が低く、また舌足らずで、強面でもありません。
実績に裏付けされた一点突破型の嗅覚・不正察知能力には自信がありましたが、
内向的で緊張しやすく、とにかく会話能力が低く苦労しました。
仕事もプライベートでも思い悩み、このままでは人生詰んでしまうんじゃないかと非常に危機感を持ちました。
そこで、会話の才能が無いながらも、私は度重なる研究・実践・検証を経て、コミュニケーションにおける重要ポイントが5つあることに辿り着きました。
それは
①自己開示(重要)
➁共通点探し(最重要)
③マジカルバナナ
④アイスブレイク
⑤イエス・バット法
① 後述する『共通点探し』のための重要な手法です。
・相手の個人情報やパーソナリティに関する質問する場合、まずは「自分自身の情報を相手に開示すること」が肝要です。
・相手も与えられた情報に対して同じように返したいと思う「返報性」の心理が働くとともに、警戒心が解かれ、自然と質問に答えやすくなり、相手も自己開示してくれやすくなります。
逆に、自己開示せずに、「出身はどこですか?」「住まいどこですか?」「家族構成は?」「趣味は何ですか?」など矢継ぎ早に質問すると、刑事の取り調べのようになり、相手が警戒し、心を閉ざしてしまいます。
② そして、最も重要なのが『共通点探し』です。
・人は共通点が多いほど相手に親近感が湧きます。
・共通点はあらゆるところにあります。
例)趣味、好物、住まい、出身地、出身校、年齢・世代、誕生日、共通の知人・友達、業種・業界、服装、思考、思想、習慣、家族構成・家庭環境、生い立ち等
・欠点短所、悩みや不安、嫌いな人やモノ、失敗経験など、ネガティブ・マイナスイメージなことでも共通点になりえます。
そして共通点はPoint(点数)制です。
⇒ 点数が高いほど、相手の心に刺さります。
⇒共通点Point=相手の関心度×希少性(レア度)の算式となります
例えば、私は兵庫県三田市という片田舎育ちですが、お相手が「東京在住」で「同郷」ならとても親近感が湧いてきませんか?
課金ゲームでいうSSレアというやつです。
人は共通点の積み重ねにより、親近感が増していきます。相手をよく観察し、相手に刺さりそうな自己開示を行い、共通点を探すことが肝要です。
※続きは、気が向いたときに書きます。
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