「親が学ぶ・成長する」重要性①「学ばない/成長しない親」の子供は不幸になる
今回からシリーズもので「親が学ぶ・成長する」重要性 について書きます。
さて、今回のテーマはこちら。
「学ばない/成長しない親」の子供は不幸になる
です。
物事に絶対は有りませんが、不幸になる可能性はかなり高まるのではないかと思います。
子供の年代別のイメージ図がコレです↓
まず初めに、「学ばない親」「成長しない親」とは、どう言う親なのでしょうか。
それは、「親自身の欲求に負け続けながら、我流で凝り固った子育てを続けている親」だと考えています。
そんな親の元で育つ子供はどんな目に遭って、どう育つのでしょうか。
【乳幼児期】
親がスマホやTVを見てばかり。
泣いた時だけ対応して、後は放置。
仕事や家事で忙しいという理由(言い訳)で、全然一緒に遊ばない・可愛がらない。
そんな親だと、子供は「自分の欲求を表現しても受け止めてもらえない経験」を粛々と積み重ねます。
典型的な愛情欠如ですね。
子供は、小さくても敏感に感じとります。
・人を信じられず、良好な人間関係を築けない
・(自分を認められる経験に乏しいので)自己肯定感が低くなり、何かを継続して頑張ることができない
あたりの最悪な症状が現れることでしょう。
【(主に)小学生】
徐々に子供が自立し始め、友達と遊んだりと「外」で過ごす時間が増えます。
そんな時に「ホント我が子は可愛い💓」という気持ちを調節できずに「過保護・過干渉・子離れできず」という態度をとってしまう親は一定数いるのでは。
小さいうちはいいですが、大きくなってきたら「自立」させましょうね。
また、子供もそれにずっと付き合ってると「相互依存」になります。
特に高学年くらいからは自我も強く芽生えており、友達関係での「世間体」もあります。
「ママが、ママが」ばかり言ってる子は、周りから「うざい」「きもい」「ガキ」扱いされる可能性が有ります。
そして「うちの子が、うちの子が」ばかり言ってる親も、周りから「うざい」「面倒くさい」「どんだけ」と思われていることでしょう。
辛いですね。
【中学生・高校生】
思春期ですね。人間の成長過程に組み込まれた、複雑で面倒くさい時期です。
これまでたくさん可愛がってきて、生活も全てお世話してきて、なんならアンタ私の体から産まれてるじゃん、という子供がいきなり「うるせえババア」とか言うんですよね。
辛い。笑
勿論、あまりに度が過ぎる態度や行動は、正した方が良いでしょう。
しかし、自分の欲求が抑えられない親は、子供の些細な反抗期に対しても、すぐにムキになってキレ返してしまいます。
そして同じことを延々と繰り返します。
「反抗期とは何なのか、どう対応すべきか」を考えたり、ネットで調べたり、本を読んだりしません。
すると、子供はさらに反発します。
言葉には出さないかもしれませんが、親への信頼は瓦解します。
反抗期が終わっても、信頼は回復しないでしょう。
もっともっと辛い。
【専門・大学】
親が学ばず・成長せずに自己中心的なままでいると、当然ながら「子供が大きくなった時に必要なスキルを身に付けさせよう」という発想もありません。
よって、高校卒業後に県外の大学や専門学校に進学しても、1人暮らしする能力が育っていないため、子供はロクな生活を送れません。
また、ここまでの段階で「真面目に頑張ることが出来ない」子供に育ってますから、勿論ながら遊び呆けて終わりでしょう。勉強なんてするわけがありません。
結果、望まぬ妊娠を引き起こしたり、留年したり、就職が決まらなかったり、危ない道に進んだりすることが増えるのでしょうね。
辛いです。
【社会人・老後】
自己肯定感が低く、他者を信じれず、自己管理能力が低く、親を信頼してないけど共依存しており、継続的な努力が出来ない子供が社会人になるとどうなるか。
勿論、稼ぎのいい職には付けませんし、仕事のパフォーマンスは低いでしょうし、すぐ離職するでしょうし、ちゃんとした友人やパートナーにも恵まれえず孤独で、親に「金貸して」とか言ってくるでしょう。
また、そんな大人になってしまうと、老後もきついです。
誰も自分の世話をしてくれないし、かといって老人ホームに入る金もない。稼ぐ体力も気力も能力もない。
違法行為をして刑務所に入った方が健康的な生活を送れると判断する可能性もありますね。
そして自分の葬式には誰も来てくれないでしょう。
あまりに辛い。
そこそこ強調して表現しましたが、親の子育て一つで、子供はどこまでも落ちていくのは事実です。
そして、
①子供一人一人に個性があること
②家族という超プライベートな関係性
ゆえに、子育ては「我流」になりがちです。
普通に暮らしていると、我流を顧みる機会も乏しいです。
これ、結構危険だなと思います。
「犯罪者の子は犯罪者」「年収は遺伝する」とか言われることもありますが、実態としては「親がダメだと子をダメにしてしまう」ということでしょうね。
子供の可能性は無限大なのに、なんて勿体無い。
そして辛すぎる。
学ぶこと・成長することは、手段としては簡単です。
「学ぼうとする意識」「ちょっとの時間」「スマホ(PC)」で十分です。
あとは、どれだけできるか。
常に謙虚に、子供のために前向きに頑張りたいものですね。