ヌーソロジーにおいて神話とは?(1)
出雲在住、NOOS WAVEスタッフすさのわです。
僕の住む出雲は神々の國、神話の國と言われています。
年に一度、八百万の神様が集まる神在月があるのも、出雲だけ。
そのくらい、神様や神話との距離が近い地域なのです。
ある意味、日常に神的な存在は溢れているとは思いますが、そもそも自分達にとって神とは一体どういう存在なのでしょうか?
西洋的、一神教的宗教の世界においては、神は厳格に固定化され、神格化されています。
しかし、東洋的、多神教的世界においては、混沌とし、一体化し、神という存在がどのようなものなのか、説明が難しいところだと思います。
日本人の多くは、新年には神社へ初詣に行き、一年の無病息災を願います。
当たり前すぎて、それ自体の意味を深く考えることは少ないのでは無いでしょうか。
そこで、私たちにとって神とは、そして神話とは何なのか?2023年が始まったこのタイミングで改めて考えてみたいなと思いました。
それをヌーソロジーの視点から考察してみてはどうかと・・・
というわけで、少しの間、出雲の地よりヌーソロジーにおいて神話とは?という考察を行ってみたいと思います。
僕自身、ヌーソロジーに本格的にハマったのは、ヌーソロジー的解釈で古事記を読むという半田さんのレクチャーに参加したことがきっかけでした。
個人的には魂レベルで反応してしまう、神話とヌーソロジーの関係、ここ辺りをこのマガジンで深掘って行きたいと思います。
そこで・・・参考にさせていただくのが、natanさんのYouTube「ろじろじラジオチャンネル」です。
今現在既に、40数本の動画が上がっていますが、一時期、神話やスサノオ、ヤマタノオロチといったワードが解説動画のタイトルに並んでいる時期がありました。
ここ辺りの動画は非常に興味深く、神話の新しい解釈として、とても参考になりました。
natanさんの解説動画を参照しながら、ヌーソロジーにおける神話解釈を僕なりに展開してみたいと思います。
皆さんは神話と聞くと何を思い浮かべますか?
天地創造、世界の始まり、根源的な始まりというイメージはあると思います。
中には、神話の神様を大昔に存在した王や為政者として擬人化し、太古の昔の歴史の一片として解釈する人もいるかも知れません。
実際に出雲でもスサノオのヤマタノオロチ退治とは何を表したものなのか?という議論に遭遇することは多いです。
その一端としては、スサノオという為政者が河川の灌漑工事をして土地を治めたんだ、とか、オロチ族という民族と出雲族の争いを後世に残した物語なんだとか、様々な解釈がなされます。
基本的には神話を擬人化し人間の物語として解釈し、語られることばかりです。
ヌーソロジーでいうところの内面的な解釈です。
こういったお話はいわゆる、歴史的解釈なので、その歴史を語る立場が違えば、全てがひっくり返ることもあります。
半田さんが以前、レクチャーでこのようなことをおっしゃいました。
「神話は神の物語です。人間の物語ではありません。だから、人間から反対の視点で見ないと何もわかりません」
これはどういうことか?
スピナーズの皆さんにお馴染みかも知れませんが、時間と空間という四次元時空の解釈を超えて、持続の四次元空間、エーテル空間の物語として解釈ないと、何も分からないということだと思います。
神話を四次元空間、エーテル空間の物語として読み解くということは、まさにヌースで読み解く、精神構造や差異を前提とした双子の意識構造として解釈していくということなのです。
そんなユニークな解釈はヌーソロジーならではと思うし、神的知性を獲得していく為に必要なエッセンスですね。
ということで、これからしばらく、natanさんのYouTube解説を切り口に出雲から、ヌーソロジー的神話解釈を行っていきたいと思います。
不定期での更新になると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
それでは、よろしくお願いします。
NOOS WAVEスタッフ・すさのわ@出雲