脳裏

に過る感情の消化。二十才。

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最近の記事

君たちはどう生きるかなんて知らない

他人の好きな物や夢をバカにすること、 それってエンタメにしてしまえばおもしろいものだけど、エンタメに昇華できないただの批判なら誰も得しない。そういう人に限って自分の好きな物を批判されると怒るんだよね。だれがだれを好きになろうが関係ないのにね。 でも人のことを気にしてなくて自分のこと、自分の善ばかり考えている人ほど人生って楽しいんだろう。 誰からどう思われようと自分は自分と切り離して考える時と、他人と照らし合わせて考える必要があるとき。それが日常的に交互に訪れてその度に咄嗟

    • こういうのでいい

      久々に高校時代の友達(今も友達だが)と遊んだ。 "遊んだ" という表現で正しいのだろうか。 高校生の時まで友達と ""遊ぶ""といえば、外でバスケやキャッチボールをしたり、チャリで市外まで行ったり、イオンで男だけでプリをとって映画を見て服を買う。 そんなのが僕らの"遊び"だった。 でも思い返せばいつしか、 「遊ぼう!」 といえば、酒を呑みに行くことか、喫茶店でタバコを吸いながら雑な話か、古着を買いに行く…という認識になってしまっていたことに気がついた。 これは大人になっ

      • 春と暮らし

        彼女と同棲を始めて早くも1ヶ月が経った。 今の彼女とは高校一年生の秋から高校三年生に上がる直前の春まで約一年半付き合ったのち、"一度別れて"いる。 そして去年の夏休みに再会をして復縁に至り、今だ。 なんと復縁から半年後には同棲をしているのだ。恋愛映画並みの怒涛の展開に自分すら着いていけていない。 別れている期間は会うことは無論、連絡すら一切取っていなかったのだ。 復縁してから同棲に至るまでの約半年は岡山と京都という、ちょっぴり遠距離恋愛をしていたが彼女が学校を辞めてフリー

        • 価値の在り処

          今回はヨルシカの「盗作」と「創作」を、物語的視点と音楽的視点の両面から紐解いて考察していこうと思う。 まずヨルシカとは、ボーカルのsuisとコンポーザーのn-bunaによる若者を中心に人気なロックバンドである。ヨルシカの音楽は全て一連の物語として落とし込まれており、その物語は音楽やMV、小説、それに対するリスナーの考察を通して完成する。そんな高い音楽性と芸術性を併せ持つヨルシカが2020年の7月にリリースした「盗作」というアルバムでは、1人の音楽家の男がその物語の主人公にな

          みてきいて

          ロクにやったこともない、見たこともない、食べたこともないものを否定(批判)することって良くないですよ。 そういう人って案外沢山いるし、むしろ他人事じゃないなとも思っています…。 例えば、ある映画をきちんと観た上で、「つまらない」と一蹴するのは悪いことではないと思います。実際に自分の感じた意見を発言することに特に問題はないですよね。(レビューというシステムもあるぐらいだし…) ですが、ロクに観たこともない作品のことを 「この監督が過去に不倫してるから…」 「原作がラノベだか

          みてきいて

          いのちは燃える

          大学のサークルで焚き火をした。 弾き語りやセッションを目的とする音楽のサークルだ。 今回の活動は一応、新歓という名目でらしい。 滝が落ち、川が流れ、吹き抜けのいい山の中だった。 こんなにも良い場所が大学の近くにあることを今まで知らなかったことに悔しくなってしまった。 薪をくべ、火をを起こし、炭で安定させる。胸を張って焚き火と言える、そんなかなり本格的なものだった。 そして20人以上のメンバーがそれぞれ食材を一品以上持ち寄り、それをコンロや七輪(大学の落し物コーナーで拾った)

          いのちは燃える