『気象防災アドバイザー推進ネットワーク』の設立
こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。
書き溜めていることがいろいろあるのですが、いざ書こうとすると、なかなかうまくまとめられず、書いたり消したりを繰り返してます。
そんななかで、とりあえず早めに書き留めておきたいと思ったことが、本日の話題である『気象防災アドバイザー推進ネットワーク』の設立です。
・『気象防災アドバイザー』?
そもそも気象防災アドバイザーとは何かというと、下記のように定義づけ(?)られています。
一般的に、気象や防災に関わる資格と言えば『気象予報士』や『防災士』といったものが思い当たるんじゃないかと思いますが、それらとは異なる枠組みとなります。
・気象防災アドバイザーになるには?
前述したとおり、このアドバイザーは気象庁が委嘱することとされていて、勝手に名乗れるものではありません。そして、アドバイザーの要件は下記のように定められています。
(3)の定義が少々曖昧に感じられますが、前述のとおり、『防災の知見を兼ね備えた気象の専門家』であることが求められていることが分かります。
・気象防災アドバイザーの「これまで」と「これから」
もともと、気象防災アドバイザーに関連する平成30年に育成研修が実施されており、57名が受講されていたようです。
その後、今年度初めには気象台OB/OGを中心とした55名が新たに委嘱され、
昨年12月にはさらに3名が委嘱され、令和3年12月時点では87名が委嘱されているそうです(育成研修の受講者数とだいぶ乖離しているように感じられますが・・・?)。
一方で、令和3年度、気象防災アドバイザーが活動した実績のある自治体は13自治体にとどまっていました。
今回の推進ネットワーク設立は、そのような状況を打破したいという想いのこもった試みのようです。
また、非常にさりげないのですが・・・令和4年度には、気象予報士を対象とした気象防災アドバイザー育成研修の実施が計画されているようです。
この育成研修、実は平成30年に1度実施されただけで、その後は実施されていませんでした。そのため、アドバイザー委嘱に興味を持っていても、その望みを叶えられない予報士の方も居られたんじゃないかと思います。
詳細はまだ不明なので、今後の情報が気になるところです。
ちなみに、平成30年に実施された研修の資料はこちらに掲載されています。
内容的に少し古くなっているところもありますが、自然災害や防災に係るさまざまな情報がまとめられた資料となっていて、今でも参考になるところは多いと思うので、併せて紹介しておきます。
そんな、今日このごろ
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1:気象庁HPから引用(2022.2.3閲覧)→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/wxad/mdpapn.html
2:気象庁HPから引用(2022.2.3閲覧)→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/wxad/mdpapn_data/jissiyoko.pdf
3、4:画像は気象庁HPから(2022.2.3閲覧)→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/wxad/mdpapn.html