東北地方での大雨
こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。
昨日の夜の時点で、今日は東北地方で大雨となりそうだと予想されていましたが・・・
実際、山形県を中心として記録的な大雨となってしまいました。
大雨に関する全般気象情報 第13号
(見出し)
東北地方を中心に記録的な大雨となっており、土砂災害や洪水の危険度が非
常に高まっている所があります。東北地方や東日本、九州北部地方では29
日にかけて激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や河川
の増水・氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
(※1)
ただし、100%予想どおりだったかというと、そんなことはありませんでした。
昨日書いた記事では、降水短時間予報で今日未明の時間帯に雨が特に強まると予想されていると書きました。
しかし、実際に強まったのは明け方の時間帯でした。
このことは、現地の地方気象台から発表された気象情報からも読み取れます。
大雨に関する秋田県気象情報 第6号
(見出し)
由利本荘市北部付近では、28日5時30分までの1時間に約100ミリの
、当初の予想を上回る猛烈な雨となっている所があります。土砂災害や洪水
災害の危険度が急激に高まっています。危険度分布等を用いて、自ら避難の
判断をしてください。
(※2)
ちなみに、この「当初の予想を上回る」という表現、確か先週の関東甲信地方での大雨の際にも使用されていたんですが、これまでは見かけなかった表現のように思います。
また、今回使われている「危険度分布等を~~自ら避難の判断を~~」というのは、初めて見た表現のような気がします。
いずれにせよ、「予想」はあくまで「予想」であって「必然」ではないということを、また思い知らされたように思います。
一方で、(今回の事例の検証はできてないものの、一般的には)直近になればなるほど予報の精度が上がるとされているので、なるべく最新の予報を確認すること、また、今降っている雨と災害の危険度との関わりをリアルタイムで示してくれる危険度分布等も併せて確認することを念頭に置いて、災害から身を守るようにしていければ・・・と感じます。
そんな、今日このごろ
※
1:令和2年7月28日16時51分 気象庁予報部発表のものから抜粋→https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20200728075149.html
2→令和2年7月28日06時46分 秋田地方気象台発表のものから抜粋→https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/309_02_582_20200727214622.html