夫がいなくて。
夫が昨日帰ってきた。
家族の事情で、急な帰省。
唐突に目の前から消えて、少し寂しい気がした。
しかし、夫がいつも帰省などでいない間、かならず言い出す「さびしい」を
ここで言ってはなるまいと、堪えた。
とはいえ、ほんの数日。
寂しさもつかの間
「熱いね」と言いながら、シャツの袖を捲って
笑顔で帰ってきた。
帰ってきた夫は、田舎のにおいがして優しかった。
一人でやけに広く使っていたセミダブルのベッドも、
二人並んでちょうどいいサイズに戻る。
それだけですごく楽しい。
それだけですごくうれしい。
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