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心療内科の門を叩いた話

 しんどかった。気分の落ち込みもさることながら、落ち込んでいる状態を奮い立たせて家事育児仕事も苦しかった。

 そして夫婦間の衝突は増えた。ワンシーズンに1〜2回程度だった小競り合いを月に3〜4回。夫は1度ヘソを曲げると通常営業になるまでがとにかく長い。険悪な空気を耐えるにも体力はいる。

 そして次男の夜泣きはおさまる機会がなく、細切れ睡眠でも朝はくる。義父母は自分たちの隙間時間、ひまな時間にだけ子供達の面倒をみており、戦力とは程遠い。

 子供達は親が険悪でもしんどくても、遊びの相手としてカウントし、要求はとかく多い。

とにかくしんどかった。気を抜くと泣いてしまうようになった。そんな状態か3ヶ月続き、自分そろそろ限界なのでは?と思い立って心療内科へ。

 幸い、話をしっかり聞いてからお薬を出してくれる心療内科だったので、ひとしきり話したあとに薬を出してもらい様子をみることに。明日、再診に行く。

 もらった薬だが、かなり効いた。特に夕方から夜間の落ち込みや感情の振り幅が狭くなったようで、1日の過ごし方は楽になった。

 とはいっても、根本的なところはなにひとつ解決していないわけで、このまま薬に頼りきるわけにもいかない。今はお医者さんから言われた「我慢ばかりはやめましょう」の言葉を支えになんとか日々を乗り切っている。

 ダークサイドに片足が埋まっている状態だが、やはり人の助けも借りて自分で這い出してくるしかないのだとつくづく思う。蜘蛛の糸を待っている間に全身が沈んでしまうのだから。せめて両足が埋まることのないように、片足でも踏ん張れるように。

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