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大晦日の漫才

朝、目が覚めていつも思う。
もし全てが元に戻っていたら。
何も無かったみたいに、ずっとそれが続いていたら。

振り返れば、随分と長い足跡が続いていた。
それもとっくに薄くなって見えない。
もう来た道は戻れない。
僕たちはもう、戻れないんだ———

(湊かなえ原作ドラマの冒頭、いきなり流れる主人公のナレの感じで各々頭ん中で再生してください。おすすめは藤原竜也です。)


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