オタ恋
ごめんなさい。はじめに申し上げるとこの後の文章には不快な内容が含まれている可能性があります。なので、いやな気分になりたくない方は回れ右。ほかの作者さんの有益な文章を読んでいただければうれしいです。ぜひ。
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打ち明けるとぼくはモデルであり、女優の池端杏慈ちゃんに恋をしている。叶うことがない不毛な恋だととは自覚しているが。彼女はポカリスウェットのCMで注目されて以降人気はうなぎのぼり。かく言うぼくはそれ以前よりその天性の魅力には気づいていたのだけど(古参マウント)。
そんな彼女がメジャー配給の映画でヒロインを演じた。これは観に行かねば。はやる気持ちで舞台挨拶中継の回を予約して、映画『矢野くんの普通の日々』を観に行きましたよ。劇場を訪れてみるとお客さんの多くは女性ばかり。それもそのはずメインキャストはばっちり天下の LDH で飛ぶ鳥を落とす勢いのイケメンふたり。てっきり LDH はもはやオワコンって感じていたので、ここまでの人気っぷりをみて、ぼくが単純にオジオジだからみえていないだけだったんな、と。うむむむ。
で、肝心の作品ですが、ちょっと消化不良でした。というのも、物語よりはイケメン、かわいい子のさまざまな表情を楽しむザ・アイドル映画って感じ。想像できる展開ばかりでちょっと退屈だと感じたのは否めないです。これがもしぼくが女性でなおかつ主演のイケメンにゾッコンだったらハマっていたかも。ぐぬぬ。
とまあ、冷めた目で眺めていたのですが、クライマックスのキスシーンだけはさすがにドキドキした。まだまだ清純派、女優としても未熟な彼女がキスシーンに挑戦するなんて。いや、これは単純に嫉妬だと思う。あの池端杏慈ちゃんとキスできるなんて…うらやましい。心がキュッと締めつけられるように感じ、ざわざわと落ちつかない。まさかそこまで池端杏慈ちゃんのことが好きだったなんて。アイドルや女優さんに対してここまでの気持ちを覚えたのはたぶん20年以上ぶり。当時、最盛期のモーニング娘。の加護ちゃんぶり。
すっかり忘れかけていたけど、やっぱりオタクなんだな、と感じた出来事でした。でね、思うのよ。これ打ち明けてないだけで同じような同志がいることも。この際さあどんどん打ち明けていきましょう。
最後にひとこと。ぼくは池端杏慈ちゃんが好きだ。今後も引き続き応援しています。
ではでは。