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「今世で君と出逢えた」それだけでこの星に優しくなれるから | 写真と短歌

毎日ひとつ、短歌をつくっています。
今週の短歌をまとめてみました。


手離した数だけ脆くなるのなら 孤独など星の裂け目に注いで


星々の嗚咽を包むおごそかな 光年を渡る月の抱擁


苺ジャムたっぷり塗ったトーストに 微睡添えてここからはじめよ


叶わない恋に意味がなくてもいい 来世もどうか同じ世界で


美しくなるばかりの記憶の海に溺れ ひとりほの甘い底で


消えていく夢と夢でないものの 境い目で揺蕩う口笛と共に


「今世で君と出逢えた」 それだけでこの星に優しくなれるから


過去作


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古性のち | Noci Kosho
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