世はまさに、リアルネットゲーム時代
今から10年以上前。テイルズウィーバーというMMOに「これでもか!」というほど、どハマりしていた時期がある。
かけた時間もお金もそれはそれは莫大で、気づけばあの世界に3年以上どっぷりと浸かっていた。
当時わたしは高校生。50名ほどが所属する大型クラブ(ギルド)のマスターをつとめる、バリバリの廃人。
活動メインは狩りやアイテム集めよりも、もっぱらギルドメンバーとのチャット。クラチャ(ギルチャ)をしながらオンラインではメンバーとSkypeをつなぎ、毎日朝から夜まで夢中でゲームに明け暮れていた。
(スクリーンショットは当時のブログから)
何者にでもなれるあのオフラインとオンラインのちょうど真ん中にいる時間が本当に愛おしくて。引退するときにも心残りはクラメンのみんなだったし、何度も引退と復帰を繰り返しながら、泣く泣く現実にもどったあの日を今もまだ覚えてる。
そんな思い出の扉が再びぱかっと開いたのは、先日立ち上げた、オンラインコミュニティがきっかけだった。
今、どんどんとオンラインコミュニティが立ち上がっているこの流れは、あの、ギルドやクラブが次々立ち上がっていたネトゲ全盛期にとてもよく似てる。クラチャをしたり、クラメンとイベントを企画したり、姉妹ギルドを形成したり。あの時は、その先に続く未来が見えなかったけれど、今このこれは、現実で起きていることで。
仮想通貨にオンラインのEC。オープンなオフ会。そしてオンラインコミュニティ。
ふと周りを見渡せば、あの時ゲームの世界の中にしかなかったものが、名前をすこし変えた形で、世の中にはあふれていて。
世はまさに、リアルネットゲーム時代。
あの日喉から手が出るほど欲していたあのネットゲームの世界が、今まさにこうして、現実になろうとしている。
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