「同じ悩みは延々とは続かない」
専門家のサポートがいるかいらないか、微妙なところの発達障害グレーゾーンの子どもたち。
親がどう捉えるか、
保育や学校の先生やコーチなどがどう捉えるか、
これによっても、本人がもつ特性の表出加減や、本人に与えられる環境は大きく変わります。
普通に見えるが故の悩み事や苦しい事。
これは、本人に限らず、支える側にも大きな問題です。
赤ちゃんの頃、幼児の頃、小学生の頃、中学生と、あんなに悩んでいた悩み事は、
成長過程ともにそれは悩みではなくなり、逆に問題や気になる事も変化していきます。
向き合う事さえやめなければ、
この心配事や悩みは、ゆるやかに変化し、いつかは消えるもの。ベースはかわらなくとも、成長する限り、延々と悩みの形が全く変わらないと言う事はありません。
毎回、同じことのように見える問題や悩みでも、わずかにでも、どこかに違いや変化があります。
そこを丁寧にひろいつづけ、変容をみとめていきましょう。
グレーゾーンに限らず、成長過程の中で、多かれ少なかれ、きっと心配事や悩みはつきものでしょう。
悩んでる事を俯瞰できないのは、不安なのかイライラなのか落胆なのか。将来の心配なのか、自分に余裕がもてないのか、自分の労力が伝わらないからか。
問題そのものに向き合う時、より問題を大きくしてしまいがちなマインドは、少し手放せるといいと思います。今の課題はいつか変化していくもの、いまいる場所は通過点であり、永遠の課題ではい、永遠の課題になるに違いないと暗闇にしてしまう根本は何か。そんなに急激に変わってもらわないと納得できない背景は何か。
その上で、ちいさな変容をひろえると、出来ない事に引き込まれず、少しでも前進している部分はどこかみえるようになってきます。同じことを繰り返しているようにみえることの中から、意図して変化をキャッチする。変化をみつけ認めると、苦しい中でもみつけられた小さな光が、苦しい気持ちをゆるやかに溶かし、喜びへと変えてくれます。
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