強迫症とは?-強迫症の人もそうでない人も穏やかに過ごせるように
chokiさんをご存知ですか?
YouTubeで素敵な日常の動画を投稿されていて私は大好きです。
そんなchokiさんが「強迫症」についての動画を先日投稿されました。
強迫症(強迫性障害)の私に見えている世界 | The World as Seen by Someone with OCD.
私は妊娠中、不安が強すぎて産科で精神科の受診を勧められました。
受診のきっかけは妊娠でしたが、長年自分のおかしな行動が気になっていたので精神科で相談をしたところ強迫行為だとわかりました。
自分でも何となく強迫症なのかもとは思っていましたが、実際に先生の説明を聞いて「やっぱりあれは強迫行為だったんだ」と確認ができて何だか気持ちが楽になりました。
具体的に私が行う強迫行為は
ガスコンロの火の確認
家電、電化製品の電源の確認(アイロン、ヘアアイロン、ドライヤー、電気ケトル、給湯器、エアコン、テレビなど)
窓やドアの施錠の確認
水道の蛇口の確認
上記が私の自覚している強迫行為でしたが、今回chokiさんの動画を拝見して手紙の封を閉じることができなくて何度も確認してしまうというのも強迫行為だったのだと新たな発見でした。
あとは出産を機に手の汚れが気になって何度も手を洗ってしまうというのも少し出てきました(不衛生な手で赤ちゃんに触りたくないという気持ち)。
中でも私が長年悩まされている強迫行為はガスコンロの確認と玄関ドアの鍵の確認です。
ひどい時は30分ガスコンロの前から動けません。火のついていないガスコンロをずっと確認します。
玄関は10分くらい鍵をかけたドアノブをガチャガチャしています(鍵の確認が短いのは玄関先で人の目があるから)。おかしな行動だと思うでしょうが、それをしないと不安で外出ができないのです。
ただ、こんなに時間をかけていたのは症状が1番酷かった頃のことです。
私の場合、コロナの影響でリモートワークになり、出勤をしなくなったことで毎日苦痛だった強迫行為をしなくて良くなりました。本当に、とっても生きやすくなりました。
もちろん、全く強迫行為をしない訳ではありません。
長時間家を空けたり外泊する時は不安なのて確認をするし、それとは関係なく不安が強い時も何度も確認をしてしまいます。
もしかしたらリモートワークではなくなったら前と同じくらい酷い状態に戻ってしまうかもしれません。
chokiさんの動画では私が書いた以外にも沢山の強迫行為が紹介されており、どのような気持ちで強迫行為をしているかなど、とても具体的で分かりやすい内容でした。
今現在、強迫症で悩んでいる人はとても共感する動画の内容になっています。コメント欄を見ると同じ気持ちの方も沢山いらして、私はとても勇気づけれれました。
また、強迫症を疑似体験する方法なども動画では紹介されており、強迫症ではない人にも強迫症がどのようなものか伝わりやすい内容になっています。
さらに、身近に強迫症で悩んでいる人がいる人には、どのように強迫症の人と関わったら良いか紹介されており、誰が見ても分かりやすく更に気づきのある動画となっています。
強迫症は20代の発症が多く、受診は30代が多いと言われています。私の場合も20代の頃に就職をきっかけで発症しました。
発症しやすいタイミングや年齢はあるようですが、いつ誰が発症するか分かりません。
そして多くの人が発症から10年程の長い期間を受診せずに苦しんでいます。
chokiさんの動画やこの記事を見て、強迫症で悩んでいる方たちが受診してみようと思うきっかけになったり、少しでも心穏やかに過ごせる手助けになれば嬉しいです。