丸三のり

79年生まれ。旅、鉄道、音楽、自然の音のある風景と街もスキ。創作活動の練習、始めていま…

丸三のり

79年生まれ。旅、鉄道、音楽、自然の音のある風景と街もスキ。創作活動の練習、始めています。山の上の文章教室2期生(2024年7月〜)。住んでいるのは海の街。

最近の記事

湯ぐすり

箱根に日帰り温泉に行ってきた。行くのはだいたい、疲れているとき。電車に乗って揺られて、仕事や今日の夕飯のことは忘れて、ただ湯に浸かりたい。いわば6時間の逃避行を求むとき。 小田原駅で乗り換える。JRの改札で、いつものでっかい小田原ちょうちんが出迎えてくれる。今日はちょいと旅へ来たのかい、ようこそようこそ、て感じで、県内移動なのに違う国へ来た感覚にニヤッとする。箱根登山線に乗り換えて湯本へ。車内は、ここはヨーロッパの登山鉄道か!と思うほど外国人観光客でいっぱいだった。今は世界

    • ベンガラ色した窓のそと

      熱気と湿気で身体がひん曲がるのではないかと思うほど、今年の夏も暑かった。10月に入り、昨日まで半袖だったのに、今日はしとしと小雨が降っている。車が水溜まりのできた裏通りをシャーッと走る音が何度も聞こえてくる。 冷房をつけなくても生きていられる。ホットコーヒーもホットミルクも美味しい。今度の日曜どこ行こう、という気分になる。ほしかったのはこんな気温と時間だ。 引っ越してきたこの家で一番好きな場所は台所だ。洗い物をしながら窓を開けると、お隣さんとそのお隣さんの屋根がコンニチハ

      • とりあえず、のそのそ

        文章アウトプット始めてみます。作家の今村翔吾さんが言っていたみたいに、文章には山のマラソンのように持久力と忍耐力が必要だ。 うんうん。 夏葉社の島田さんが言っていたように、スケッチするみたいに。 毎日できるかな。 山の下から、はじめます。