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やっぱり角野隼斗は凄かった

かてぃんこと角野隼斗さんのリサイタル(コンサート?)に行ってきた。
去年はコンサートの抽選に全落ちしたけど、ファンクラブに入って(先行の抽選に申し込んで)リベンジ‼️
6つ申し込んで1公演当たった✨✨✨

今夜はそのリサイタル(コンサートというより、ライブとかツアーというほうがしっかりくる)。子供の頃の遠足のように、前日から嬉しくて楽しみで気分が高揚していた。

前々年は千秋楽公演をストリーミング配信で自宅で聴いた。

そう、音は聴こえるんだけど空気は震えない。

『生音が聴きたい‼️

強烈にそう思ったのがこのストリーミング配信だった。

それからチケット争いに参戦してオケと共演するコンサートチケットを何度も取った。彼のピアノは本当に素晴らしいのだけど、やはり真価を発揮するのはピアノリサイタルだろう。

どのピアニストにも言えることだけど、自分のリサイタルだと自分の好きなようにプログラムを組み立て、演出できる。個性が現れるのだ。

こんなプログラム、見たことある⁉️


今回のツアーのテーマは『Human Universe』。
10月末に発売されたアルバムのタイトルでもある。

宇宙に惹かれ、そこにインスパイアされた角野隼斗さんが紡ぐ音。光。

ほとんど真っ暗に近いぐらいまで照明を落として、pppで静かに始まった『Human Universe』。会場の聴衆たちも小さな音を聞き漏らすまいと意識を集中しているのを感じた。イントロダクションはHuman Universeなんだーと思っていたが、彼はそれを即興でアレンジしてしまった!オリジナルを知っているからアレンジしたのがわかったけど、そのアレンジを聞いていると彼の中から音楽が溢れ出ているよう。

既存のクラシック音楽の枠組みを大きく超えて広がる音。そしてピアノは私の左にあるのに右からも音が聞こえてきて音に包まれているような不思議な感覚。
(舞台の左右にスピーカーが設置されていた)

今回もグランドピアノ、アップライトピアノ、キーボード(シンセサイザー?)の3台で音を作った。単体それだけでも十分素敵なのだけど、重なりあう音の中にまさに宇宙が広がっていくようだった。そして曲と曲を繋ぐアレンジが即興で紡がれていくのだから、凄い。
言葉が足りないので、凄いとしか表現出来ないのがもどかしい。

今回のコンサートの模様は録画されていて後日NHKが放送するとのこと。詳細はまだわからないけど、機会があればぜひ角野隼斗さんのこのコンサートの放送を見てほしい。

クラシック音楽に興味がない人でも、きっと心に響く音があると思うから。

当日はサイン会に参加できるCDの販売があった。100名限定なので確率は低いとは思ったけど、張り切って一番手でCDを買い、抽選箱に手を入れた。

結果は、ハズレ。

それを見た瞬間『えーーーっ』と脱力しちゃったわよ。コンサート前からふにゃふにゃになってしまったけど、サイン会の機会はまたいつかあるだろう!

今回はお花の数も多かった。一つか二つぐらいはホール入り口に飾られるけど、こんなにたくさん並ぶとは。この数は角野隼斗さんの活躍の場がそれだけ広いことを表してるんだな。

アンコールのボレロを演奏中🎶

↑ピアノの横の白い丸は電灯。舞台上には三つの電灯が用意されていて、それぞれ地球🌏、太陽☀️、月🌕を表現している。

プログラムに赤い◯、青い◯、黄色い◯が記されているのだけど、例えば月の光を弾いている時、月を表す電灯が灯るって仕掛け。何が光っているか舞台の上の電灯をみれば弾いてる曲がわかるということ。凝ってる。

プログラムの文字は小さいし、何せ会場は暗闇に近いから、全くプログラムは読めないのだけどね。

これから角野隼斗さんはどんなふうに進化していくんだろう。10年後、20年後、どんなピアノを私たちに届けてくれるのか見守っていきたい。

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