角野隼斗ファンクラブ限定コンサート。
今年の角野隼斗さんのリサイタルツアー、全国で23公演もあったにもかかわらず、申し込んだチケットは全落ちだった。それぐらい角野隼斗さんのリサイタルチケットは取れない。
オケを従えた(というか、オケがピアノコンツェルトをやる時ソリストにかてぃんさんを迎える)コンサートのチケットは取れることも多いが、独奏というのは本当に取れない。
でも聴きに行きたい‼️
ということで入ったファンクラブ。もちろんリサイタルや各種演奏会ではファンクラブ先行申し込みというのがある。今回は角野隼斗ファンクラブ限定のコンサートが東京オペラシティコンサートホールであった。
幕間のない短いコンサートだったけど(それでもトータル1時間半ぐらい楽しませていただいた)かてぃんさんらしさが溢れたものだった。
オケと一緒にやるコンツェルトはそれはそれで凄く聞き応えがあって毎回曲や大迫力の音に酔うのだけど、ピアニストが自分の裁量であれこれ構成を考えてやる公演はそのピアニストらしさが前面に出てくる。
今回はかてぃんさん作曲のものを弦楽器との三重奏や五重奏(六重奏か⁈)で披露してくれた。
坂本龍一のラストエンペラーも素晴らしい編曲だった。
ピアノの独奏はもちろん素敵なのだけど、そこに弦楽器🎻が加わると音楽にさらに厚みが増したよう。音の数が増えた分表現の幅が増えたように感じたし、同じ曲でもこんなふうに変わるんだと感じた。
逆に普段大人数でやるオーケストラが当たり前のピアノコンツェルトを室内楽の六重奏でやるのも新鮮だった。バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスそれぞれの音が際立って美しかったし、ピアノの存在感が一層増して聞こえた。
ちなみに演奏されたのはショパンのピアノコンツェルト第2番。私は1番が大好きだけど、2番もかてぃんさんが言うようにさらに繊細で柔らかな曲。それぞれの奏者が素晴らしかったこともあり、室内楽で聴くコンツェルトも好きになった。
最後はアンコールを弾いてお開きになるのかと思いきや。
再び登場したかてぃんさんが手にした箱には今日来場した皆さんの半券が入っている(もちろん私の半券も入ってる!)。
かてぃんさんのサイン入りポストカードを抽選でプレゼントしてくれるのだ。先日イタリアに演奏旅行に行かれてたが、そこで買ったお土産もプレゼントにあった。
残念ながら私は当たらなかったけど(私の隣の人が当たった!!)ファンクラブのコンサートならではって感じで楽しかった。
そしてアンコールはその抽選で当たった人からのリクエストで『英雄ポロネーズ』に。
もし私が抽選に当たったら『ノクターン13番』をリクエストしようと思ってたけど、華やかな英雄ポロネーズで終わったので、それで良かったかもしれない。
夢のような時間はあっという間。
また次の演奏を聴けるのはいつになるだろう。それを楽しみに日々頑張ろう(ピアノも頑張ろう)