今の若いお母さんが羨ましい
私は子供たちが幼い頃から一人で子育てしてきた。フルタイムで仕事をし、育児をし、必要な家事をする。
近くに頼れる人がいなかったから(保育園には助けられた)、文字通りワンオペで全てこなしてきた。
その時の後悔などについては過去記事で書いた。
最近職場の若いお母さんが『小1の壁』が高すぎると話していた。
私は彼女をリラックスさせるつもりで、私の息子が小学生になる時4月1日からいきなり一人で学童に行かせたことを話した。
『もちろん、場所は一緒に確認してから。でもお弁当持たせて行かせのよ』
『ちょっと可哀想だったけど、何とかなったよ』
と。
入学式も済んでない小さな息子を一人で学童に行かせることはもちろん不安だった。
ちゃんと家を出ただろうか?
戸締りは出来ただろうか?
道を間違えず学童に行けただろうか?
初めての先生たちやそこに通う子供たちとうまくやれてるだろうか?
一人で寂しい思いをしてないだろうか?
様々な思いを胸に抱えながら、だった。
彼女は私みたいなことはしないだろう。
しばらくは休みを取って子供さんを学童に送っていくだろう。何なら学童の入所式が終わってから、学童に行くようになるかもしれない。
それでいいと思う。
私は『子供は親が心配するより、案外大丈夫だよ』と言ったつもりだったが、そうではなかった。
私の息子はよく出来た子だ、という自慢になっていたかもしれない。
それとともに、自由に休みが取れる環境を羨ましいと思っている私がいた。
私は休みたくても休めなかった。
いや、休んでも良かったけど、職場に迷惑をかけたくなかった。スタッフが少ない職場だったので、他のスタッフや担当していた患者さんに気を遣っていた。
有休は子供の病気の時のために取っておきたかった。今のような看護休暇という制度もなかったし。
そう、本当は私も息子のために仕事を休んで一緒に学童へ行ってやりたかったのだ。
それが出来ず(せず)、がむしゃらに頑張り続けた。子供にも頑張ってもらった。
今、自分の都合を優先出来る世の中になってきたと感じる。男性の育児参加も多くなってきた。私はそんな若い世代のお母さんに嫉妬してるんだな。
なんでもワンオペでやってきてしんどかった。あなたたちは育児をサポートしてくれる制度もある、家事育児を一緒にやってくれるパートナーがいる、経済的な心配もさほどしなくていい、職場の理解もある。いいわね!
だめだなぁ、私。
育児の大変さを経験してきたからこそ、理解できるだろう部分があるのに。
今の若いお母さんたちを心から応援できる私でありたい。