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店名の由来となった絵本

みみずのオッサン|長新太 童心社(2003年)

「オッサン」というなまえのみみずのおはなし。

ペンキ工場が爆発して
ヌルヌル
ベトベト
ベタベタベタ~
絵具とクレヨンの工場も爆発し
たいへんだ!たいへんだ!

ペンキと絵具とクレヨンで、街は動かなくなってしまいます。
人も動物も食べ物も
ベタベタ ドロドロ
ヌルヌル ベトベト

そこへ、さんぽをしていた「オッサン」がやって来て、
ペンキや絵具やクレヨンを食べはじめます。
もぐもぐ むぐむぐ
もぐむぐむぐ

さて、街は一体どうなるのか⁈


いつものなんじゃこりゃな展開なのだけれど、
テーマは、「環境問題」「動物愛護」「浄化」「癒し」「自己肯定」「いつも見守ってくれている存在がいること」……でしょうか。
これでは、なんだかよく分からないと思いますが、
全体を擬音で表現するとしたら、

ドシーン、キャーッ、キューッ、ドロドロ、ベタベタ、ドーン、ヌルヌル、ベトベト、もぐもぐ、むぐむぐ、ムシャムシャ、スルスルスル、じーん

といった感じです。もっと分かりにくいですね。すみましぇん。
とにかく、おもしろくて深い深い作品。
最後におつきさんがオッサンにかけることばが、なんとも美しいです。

みみず書店をオープンするときに、この店名しか思い浮かびませんでした。


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