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【開催報告】かみいけ・ゆる読書会vol.9 「オタク」と読書ー本を介して「オタク」とは何かを考えてみようー

8月5日土曜に、上池袋くすのき荘にて、かみいけ・ゆる読書会を開催しました。

今回は、『「オタク」と読書ー本を介して「オタク」とは何かを考えてみようー』をテーマに、オタクのあり方が書かれている本、オタク的な偏愛が書かれている本、自分がオタク的に好きなことについて書かれている本などを持ち寄ってお話をしました。

持ち寄られた本の一部を参加者からのコメントともに紹介します。

裸一貫!つづ井さん(つづ井さん・著)

オタクで腐女子のつづ井さんと、そのオタク仲間たちとの日常を絵日記風で書いた漫画。
主人公のつづ井さんとオタク仲間達が、好きなアニメや俳優やアイドルのことについて存分に語ったり、全力で夜の公園で遊んだり、お泊まり会で相撲を取ったり、お風呂に入ったら心の底から褒め合ったりと、読んでてクスっというよりも声あげて笑うくらいの面白い日常をつづったエッセイ漫画。これを読めばきっとオタクライフが楽し〜と思えること間違いなし。

推しの素晴らしさを語りたいのにやばい!しか出てこないー自分の言葉でつくるオタク文章術(三宅香帆・著)

推しの俳優、推しのアニメ、推しの舞台、推しのアイドルなどについて、語りたいと思っているが、うまく言葉が出てこずに、歯がゆい思いをしているオタクにぴったりの本。
オタクが推しを語るための具体的なテクニックとノウハウが書いてあります。
推しについて、自分の言葉で語って他者に布教したい!と思うオタクはぜひ読むべし。
推しを語ること=自分の好きなものを語ることっては自分を理解することであり、自分の価値観に気づくことであり、自分のためでもあるから他者布教も出来て自己理解も進んで一石二鳥ですよね。

サロメ(ワイルド・著 福田恒存・訳)

新約聖書をもとにしたオスカー・ワイルドの戯曲。ヨハネに恋して、首を斬らせてからヨハネへの恋を語るサロメは、(オタク的な?)相当な偏った愛の持ち主なのではないか?と考えたため紹介した。この新約聖書の話をモチーフに戯曲だけでなく、絵画など相当な数の創作物が作られている。

後世への最大遺物 デンマルク国の物語(内村鑑三・著)

明治・大正時代を生きたキリスト教徒であり、教育者の内村鑑三による講演録「後世への最大遺物」が収められた著作。
1人の人間として、後世のために何が遺せるのか?という問いに対して、お金も思想も遺せる人は稀有だが、いかなる人もその人自身の「人生」は遺せるという趣旨のことを内村鑑三が語ってくれていて、オタク的な自分の人生が肯定されたと思えた一冊。

7日間で人生を変える旅(AーWorks編集)

旅行好きなので持ってきた本。世界中の旅行について7日間で普通のガイドブックには載っていないような旅の提案をしてくれる本格的なガイドブック。旅の予算、ルートなど細かく載っていてこのガイドブックに載ってる旅をすると本当に価値観も変えるくらいの体験が出来ると思わせる本。

などの本について語り合いました。

他にも、本をきっかけに最近のアニメやドラマ、映画の話に広がったりと、それぞれがオタク的に探求しているジャンルの話も出来てとても楽しかったです。

今回読書会にて色々とお話をしてみて、自分の好きなものについてワクワクしながら探求していくのが「オタク気質」であり、それを楽しむことが「幸福追求」の形の一つなのではないかと思ったので、引き続き自分の幸せのためにも好きなジャンルを追求していければと思います。

次回の読書会開催は、また9月上旬に開催予定です。

お知らせについては、以下のInstagram、Peatixにて行っていきますのでフォローいただけたら幸いです。


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