アナタの背中、テッパンが入ッテルヨ
台風の日がありましたね。
皆さんいかがおすごしでしたか。
わたしは、台風の日に、わざわざバスに乗って役所へ行った。
どうしても、どうしても今日でなくては!というわけではなかった。
だが、今月中に自立支援医療の更新をしなくてはならなかったのが気がかりだったのである。8月下旬には上高地に旅に出ることもあり、平日、役所が開所している日にいつ行けるか見通しが立たなかったため、台風の日の朝に強行したというわけだ。
バスに乗った時点ではまだ雨も降っていなかったし、すこし風が強いかな?程度。よしいける、行って帰って来られる。とバスに乗りながら拳をにぎりしめる。
だがしかし。
役所の最寄りにバスが近づくにつれ、天候はいきなり風雲急を告げた。土砂降りの雨が降り始め、そしてすごい風。いきなり台風じゃん!
しかしバスを降りねばならぬ。
バス停から役所までは徒歩1分程度だが、風が強いので傘はさせない状況、これはもう、ダッシュするしかない。とにかくバス停から役所まで猛ダッシュである。
もうどっしゃどしゃのびしょ濡れで役所に参上。
なかなかのずぶ濡れ女だったが、中にいた人達の視線もかなり感じたが、もうそんなの気にならないくらい、逆にどうでもいいくらいびしょ濡れで、なんだか愉快だった。
自立支援医療の更新も無事にでき(びしょびしょで)、役所を出ると、雨はやんでいた。
台風の日の百日紅。
なんだか幻想的で、霧の中に咲いてるみたいで美しかったな。
・・・
そうして濡れた洋服のままほうほうのていで帰宅し、服を着替えて、台風の日の午後。
今度は猛烈な眠気に襲われ、わたしはいつのまにか昼寝していた。
夢の中でわたしは青物横丁の商店街を歩いていた。わたしにとっては生まれ育った地元である。あのお店もあのお店も知ってる。
ふと、それまでファマリーマートがあった角地に、新しくお弁当屋さんができているのを見つけた。おっ。なんだ?
黄色い大きな看板に、筆文字でどーんとなにかが書いてある。
近づいて読んでみる。
「チキンステーキを思い切り食べる。そんな夜があってもいい」
と書いてある。
夢の中のわたしは「そっか、チキンステーキを思い切り食べる夜があってもいいな」と思いながら店内を覗いていた。
シェフのような格好をした男性が、大きな鉄板でジューっ!とチキンステーキを焼いていた。
そこで目を覚ました。
夢を反芻する。
そんな店ないよ。そして、
「チキンステーキを思い切り食べる夜、ってなんだよ……」
と思った。
チキンステーキは普段から、特段なんの気負いもなく普通に食べてるよ。
台風は思ったほどの雨風ではなく、どちらかといえば静かに通り過ぎて行った。
なーんだ、と思ったけど、何もないに越したことはない。でもやっぱり、すこし、なーんだって思った。
・・・
開けて、今日はスクーリング。
8分の5回目です。
で、なんと、再び再びの「グループワーク大好きおじさん」に当たってしまった。
悪夢である。
同じグループになった方々と、初対面なのに「この先生ってグループワークすごいやりますよね…」と愚痴りあう。みんな同じ気持ちである。もう勘弁してくれ。
しかし勘弁してくれるわけもなく、本日も、7時間みっちりグループワーク。
すんごい疲れた。休ませて~。
最後の1時間くらいはグループの皆さんも意識が朦朧としており、
「なんか頭が回らなくなってきました」
「読もうと思っても文字が頭に入らなくて…」
と、それぞれに遠い目で言葉にしながら疲れ切っていた。
わたしはもう、今日は自分にごほうびを与えないと乗り切れない、と思って、昼休みにマッサージを予約。スクーリングが終わったらすぐに地元に戻って、行きつけのマッサージ屋さんに滑り込んだ。
「コンナカタイ背中デ、ヨク眠レテルネ」
「アナタの背中、テッパンが入ッテルヨ」
と中国人のマッサージ師の方に言われながら、カチカチの背中を緩めてもらう。
テッパン。
鉄板入ってたらそりゃ眠りも浅いよね。
どうりで最近、早朝に何度も目が覚めると思ってた。きっと呼吸も浅いんだな。
鉄板はいかんな。
・・・
今朝の夢。
亡き父が実家でサンドイッチを食べていた。
正方形に美しく切られたミックスサンドのようだ。
わたしがそのお皿へ幾つかのフルーツを添えてあげようとすると、
「お父さんはいいから、それはお前が食べなさい」
と穏やかに父は言う。
そう?と言って、わたしはそのキウイフルーツのような果物を口にした。それはとても甘くて美味しかった。
目が覚めて、暖かい気持ちが胸に広がっている。
お盆だから父が夢に出てきてくれたのかもしれない。
父がサンドイッチを食べている光景は生きているうちにはあまり見た事がなかったけれど、夢に出てきたあのサンドイッチはとても美しく、パンも真っ白で美味しそうだった。
・・・
さて、実は、ハムスターが近日中に我が家にやってくる予定。
本当は犬と暮らしたかったのだが、夫に犬や猫の毛のアレルギーがあるため、ハムスターということになった。鳥さんも検討したのだが、我が家の構造上放鳥が難しいので、ストレスをかけてしまわないようにと思い、あれこれ悩んだ結果ハムスターになった。
幾つかのペットショップで何度も下見し、ハムスターの飼育書を読み込み、飼育環境を整え、準備万端で来週あたりにお迎え予定。
たのしみです。