ガハハと笑う
9月もなかばに差しかかるというのに、この暑さよ~。
あと少し、あと少し。
あと半月、いやひと月もすれば金木犀の香りのただよう秋の空気がやってくるはず……。
娘が学校の日本画の授業で描いたりんどうの花を持ち帰ってきてくれた。
とても嬉しい。秋が来たみたい。
(来てないけど)
・・・
相変わらず仕事のヤマは超えられず、なぜか週6で出勤している今週。
でも忙しいのにも良いことがあるもんで、ある不登校の女の子の支援で忙しくしているうちにいつの間にか朝のメンタル不調が消えていた。脳が「それどころではない!」とやる気を出してくれたのだろうか。それとも、景気づけに毎朝キーヨ(尾崎紀世彦)の「また逢う日まで」を聞いて出勤しているおかげだろうか。
わからない。けどよかった。
脈絡のある文章を書ける自信がないので、つれづれなるままに最近印象に残ったあれこれを綴ります。
・・・
「ののっつさんて、大胆な笑い方するわよね」
と、職場の優しい先輩マダムに通りすがりに突然に言われた。
えっ、そうですか!?
大胆な笑い方とはいったい。
「ガハハ!って笑ってるのよ。ののっつさんの見た目とのギャップね。ギャップ萌えよね~」
ガハハって笑ってる……!?
自分ではぜんぜん気づかなかった、というか、自分の笑いかたって客観的に見たことがないからどんな感じかわからないよねということに気がついた。
ガハハ。
ワハハでもアハハでもなく、ガハハ。
そうなんだ。
どんな風に笑ってるのか今度は意識してみよう、と思ったが、笑ってる時はとにかくおかしさに支配されているのでやはり分からないままである。
・・・
わたしは仕事でSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)というプログラムをおこなっている。
これは社会で起こるさまざまな対人場面について、不安やストレスを軽減できるようにロールプレイで練習をしたり、フィードバックをしたりして自信をつけていく……というように構築されたプログラムで、何年か前から研修を受けて、職場で若者の皆さんのために実践している。
そのプログラムに参加を希望する方の事前アセスメント(聞き取り)の面談で、わたしは毎回、「半年後の自分を想像してみてください」と尋ねる。
「半年後、来年の3月。桜の咲く頃です。その頃の自分がどんな風になっていたらいいと思いますか?できるできないは置いておいて、理想でいいので聞かせてください」
と尋ねる。
その人がどんな風になりたいか、その方向に向けて支援を行っていくための質問だ。
人によって答えはさまざま。
「人前で自信を持って話せるようになりたいです」
という方もいれば、
「とにかく正社員で働いていたいです」
という現実的な目標を語る方もいる。
最近、同じ日に、別々に2人にこの質問をした。そして重ねて、
「自分の克服したいこと、性格的に変わりたいことでもいいですよ」
と言ったところ、1人の方は迷いなく
「変えたいところ……全部です」
と弱々しく笑いながら言った。
そして、もう1人の方は、
「変えたいところはないです」
と強い目力で言った。
しかし、わたしから見ると「全部です」と言った方はとても人当たりもよく真面目で、とても感じの良い青年だ。
「ないです」と即答した方は、周囲とのトラブルを頻繁に起こしてしまっているタイプ。
これには、うーむ、と考えさせられた。
人は、客観的な自分のありようよりも、やはり自己評価による自分自身に囚われるものなのかもしれない。どんなに「あなたは大丈夫だよ」とか「自信をもって」と言われても、自分自身が自分を認められなければ、つらいままなのかもしれない。
だし、どんなに周りとトラブルばかりでうまくいかなくても、自分は間違ってない!と思っていたら、いつまでも状態は変わらないだろう。
わたくしというものは、とかくわたくしという観念によるものなんだな。
宮沢賢治の、
を、なぜか思い出した。
わたくしというものは、わたくしという現象なのだなあ。
・・・
最近は、とにかくナイターを楽しみに日々をがんばっている。
昭和のおじさんみたいですよ。
ビールは一滴も飲みませんが。
ヤクルトファンだけど、別にヤクルト戦でなくてもナイターは必ずなにかしら見ている。
(今年はDAZNに加入していないので、たいていBSでやっている巨人戦を見ることが多い)
きのう、一昨日はもちろん首位決戦、広島VS巨人を見ていた。
いやー、昨日の試合は見ていてなんとも言えない気持ちになりましたね。
栗林……。
途中から「もうやめてあげてー」と思った。
こんなことってあるんだ……と。もし自分がカープファンだったらこんなのつらすぎる。
でも、まだまだ分かんないよ、とも思うのだ。
今年のセ・リーグは面白い。
がんばれ、みんながんばれー!
・・・
今朝のふくちゃん。
夜中には回し車で走り狂い、わたしが起きる6時台にはだいたい寝る前の支度をしているふくちゃん。
きのこハウスのなかの床材をホリホリホリホリして、ホリホリホリホリ、ホリホリ……と念入りに整えているのに、ふと気づくとここで寝ている。
なんで外で……!
と、いつも不思議で可愛い気持ちになるのである。