もしかしたら鬱病だったのかもしれない話
とある漫画がきっかけ
Twitterでシェアされて見つけたこの漫画。
すごく長いけど、あっという間に読むことができた。
幼少期から細かく描かれていて、
リアルで分かりやすい表現にすぐ惹き込まれた。
きっと私も『それ=鬱』だったかもしれない
初っ端から唐突な入りだけど思い返すと心当たりがちらほら。
これからの私のためにもここに記そうと思う。
多忙での睡眠不足から始まった
大学時代、部活と勉強と学外活動と
いろんなことに興味とやる気に満ち溢れていた。
<ピーク時の生活スタイル>
・朝5時に起きてコンビニにてバイト
・バイト後すぐに大学へ行き、授業を受ける。
・下宿ではなかったので、空き授業の時は学内のどこかで勉強するか
部活の準備をするか、学外活動の作業をしているか、何かしら頭を働かせる。
・授業終了後はすぐに部活へ行く。
・全体練習が終われば順番に体のケアの手伝い
・自主練習している選手が終わるまで待ち、体のケア
(学校が閉まる22時まで残っていることもしばしば。)
・帰宅してご飯とお風呂を済ませ、
0時頃から勉強するか、部活か学外活動の作業をするか。
その当時は
充実している、成長している!と思っていたが
すぐに綻びが始まった。
授業中は常に睡魔に襲われ、
体育中や練習中にも居眠りをしそうになるほど。
今思えば完全なる睡眠不足だとわかるのに、
当時は
「たっぷり寝ているのに、寝起きは悪くないはずなのに」
「他のみんなはもっと頑張っているのに私なんかが甘えてちゃダメだ」
と思っていた。
・大学に行くととてつもなく眠くなり頭が働かない
・やりたいと思っていたことにもやる気が出ない。
・勉強したことも全く頭に入らない。
・人とずっと一緒にいるのが怖い、辛い。
実は睡眠外来にも通って治療していたが、
一向に良くなる兆しがなく、悪循環の中、過ごしていた。
※睡眠外来に通っていたエピソードはまた別のnoteで。
部活の引退と授業が終わったことにより、
卒業前にはこの症状は自然と回復していった(ように見えた)。
55連勤の前職でまたもや再発。
大学卒業後、上京し、
新卒で働き始めたその仕事は
在籍スタッフが少なく、すぐに店舗を回す店長として
働くことになった。
お店の定休日がなく、少ないスタッフの中
なんとかシフトをやりくりし、
半日休みが週2日ということも少なくなかった。
1日休みを取れたとしても、店長業務である日報報告は欠かさず
常に仕事のことから離れられないような生活だった。
入社して半年経ったか経たないころ、
もう1人の正社員スタッフが急に辞め、
シフトの穴埋めとスタッフ育成のために
55連勤をするという労基ものの仕事をしていた。
・仕事中も睡魔に襲われ、ミスもしばしば
・いかにどうサボるかを考えながらの業務
・夜は眠れず、朝は遅刻ギリギリに起床
・プライベートでもやる気が起きない
そんな堕落しきった生活を過ごしていた。
そんな日々が続く中、
「今、車が飛び出してきて轢かれて腕を骨折したら仕事しなくて済むなぁ」
「誰かに押されて線路に落ちたら仕事遅れてもいいかな」
「なんでもいいから入院して仕事行かないようになんないかな」
という思考にどんどん傾いていった。
転職したことによって、
この症状も自然と軽くなっていった。
救われたきっかけは『自分との向き合い』『ご自愛』
転職したことにより、自然と症状は回復したが
そんなに簡単には良くならなかった。
入社してから少しずつ
会社のメンバーやBOSSとの対話で
自分と向き合い、自分の心の声に耳を傾けることを習得した。
「まだ若いし体力もあるし、多少の無理はなんとかできる」
と思い込んでいたけど
「若い」「体力がある」というだけで
自分の心の声を無視して無理していいわけではない。
「気持ちがいい」「好き」「やりたい」という
ポジティブな感情を素直に喜び、
「嫌だ」「疲れた」「辛い」「悲しい」「苦しい」という
心のSOSから目を背けず受け入れる。
とある人には当たり前と言われるようなことも
当たり前にできるようになるまで数年かかった。
<実施したご自愛方法>
・疲れが溜まってきたら仕事を詰め込まずに休む
・身体が食べたいと言っているものを食べる
・軽く汗をかく程度の運動を続ける
・やりたくないことはやりたくないと伝える
・自宅を最高にくつろげるお城にする
・よく笑うための仕掛け(人間関係、娯楽)を作る
自分に合ったやり方はそれぞれあるけど
私はこんな感じ。
もしかして足りないのは自分の心に耳を傾けるスキル?
大人になるにつれ、
自分の心をスルーするスキルが上手くなっていくけど、
自分の心に耳を傾けるスキルが重要になる。
「自分の心は今、何を求めているのか」
休む?走る?吸収する?排出する?
その行動をするのは自分自身で決めること。
人と比べない、絶対評価で自分自身を見ていくことが
ご自愛や自分の心に耳を傾けることにつながる。
自分を愛する、大切にするご自愛をする
自分の心に耳を傾けるスキルを身につけたい。
これからもさらに自分のために行動することが必要だね。