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耕さなくても、土が柔らかくなってきました。
私は野菜栽培をしてますが、
畑を耕していません。
それでも野草はたくさん生え、
野菜はほどほどに収穫できています。
今住んでいるところでは、
空いている畑や田んぼがあります。
草管理をするという前提ですが、
畑を実質、無料で借りることができます。
しかし、借りられる畑が良い畑であることは少ないです。
水はけが悪い(雨が降れば、歩けないくらい、グチュグチュな場所)、
ススキやササなど、強い野草が生い茂っている、
日当たりが良くない、
石が多い、
奥の方にあり、とにかく遠い。
など、どれかが当てはまります。
場合によっては、全て当てはまることあります。
私は現在、200mのスイミングプールくらいの大きな空き地を借りています。
長い間何も栽培していなかったそうです。
簡単に言えば、広い荒地です。荒地とはいっても、土の状態は場所によって異なります。
粘土室のところもあれば、
落ち葉が積み重なり、自然の腐葉土ができている場所、
土の香りも違います。
ある程度良い土の場所は、種撒けば、家庭菜園程度の
野菜は十分収穫できます。
一方で、ガッチガッチの硬い土のところもありました。
その硬い土壌のところは、何を植えてもダメでした。
そのため、2、3年はほとんど足を踏み入れることもありませんでした。
先日、久々にその硬い土壌の場所に行ってみました。
その上を歩くだけで土がグーっと沈みます。
水はけが悪いのではなく、土が豊かになって柔らかい状態です。
スコップを立てただけで、沈むくらいです。
とにかく土が柔らかい。
気になったので土を掘ると(素手で掘れました)。
ミミズ、クモ、ムカデ、黄金虫の幼虫、
コオロギの幼虫のようなさまざまなな生き物がいました。
モグラが通った穴もたくさんあります。
沢山の植物が育つ、
ミミズが住む。
植物の根を食べる昆虫、
昆虫を食べるムカデやトカゲ等がいる。
そして昆虫を食べるモグラが動く。
こう言った食物連鎖が完璧に出来ている。
食物連鎖の中で土も柔らかくなるように、自然が働いているわけです。
そうなると、人間が入る必要がない、
勝手に自然が耕してくれています。
理想的な土は、生き物が全て作ってくれている。
そう考えると、大切なことが見えてきます。
生き物が過ごしやすくなるようにすること、
様々な種を蒔いて、自然の力に任せること、
あらためて大事だと思いました。