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ドラマ「1122」-第一幕終了といったところかな

原作既読。
今の時代の最先端を描いている作品だと感じたので、実写ドラマ化と聞いて、さもありなんと思った。
ふわっとした絵柄と、主人公夫婦のキャラで、「難しい問題だよねぇ」と思いながらも割と軽く読んだのだったが、
生身の人間を同じように動かすとこんなにも生々しくなるものか、と思いながら観ている。

おとやんがこんなにもクズ男だったとは。
美月に対してのいろんな言葉、独白も含めて、相当酷い。
いちこに対してもなんの疑いも持たずに嘘を並べる。
自覚がない分余計にコワイと思ったのだった。
その結果としてのあの事態を、許せる、受け入れられるいちこはホントにおとやんを「ちゃんと人間として好き」なんだなと思えた。
マンガでは、いちこはいちこで自分勝手なように感じていたので、そう思えたことはちょっと目から鱗だった。

それと、いちこが風俗の礼くんと寝た後の、礼くんとの会話も、漫画で読んだときにはなんだか言い訳がましいというか理屈っぽいように感じられたのだったけど、高畑充希のいちこからは、礼くんとのことによって、厚く着こんでいた鎧が外れて気持ちが解放されたことがとてもよく伝わってきて、ああ、必要なことだったんだな、と納得できた。

脚本はほぼ原作通りであることを考えると、これはもう役者のグッジョブと言っていいのだろう。
世代的にも理解、共感できるのかもしれない。

原作の実写ドラマ化っていろいろ難しいけど、これについてはいまのところ成功しているのではないかな。

原作を読了している私としては、美月と志朗の今後が原作通りに描かれるかに注目したい。
こちらの夫婦の問題の方がよりリアルだと思うし、いい夫婦ってこういうものなのでは、と思ったのがこちらの方だったので。

いちこ夫婦もまた、今どきの最先端問題「妊活」「不妊」と向き合うことになるのだけども(ちょっとネタバレかな?)
それも原作通りに描かれるのかな。

明日、6話7話が配信されるようだけど、ここからこそが「1122(いいふうふ)」の本題とも言えるので、引き続き注目して観ていきたいと思う。


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