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親のため?自分のため?の中学受験

こんにちは⛅️

ののかです!

今回は、自分が経験した中学受験について

・小学生の私がどう感じていたか
・適性検査や模試の結果
・札幌の中学受験事情

について語っていきたいと思います。

保護者の皆さんが中学受験についてお話しされている記事はよく見かけるのですが、実際に中学受験を経験した子ども目線で語られている記事が少ないと思うので、一意見として参考にしていただけたら嬉しいです🙌

※私が中学受験をしたのは2017年1月と7年前であること、個人の気持ち/主観が多めなのであくまで参考程度の気持ちで読んでいただけると幸いです。


札幌の中学受験事情

札幌には9つの中学受験校があります。

【私立】
藤女子中学校(女子校)
北星学園女子中学校(女子校)
札幌大谷中学校(共学)
札幌光星中学校(共学)
立命館慶祥中学校(共学)
札幌日本大学中学校(共学)(IB校:日本語DP)
北嶺中学校(男子校)
【国立】
北海道教育大学附属中学校(共学)
【市立】
札幌開成中等教育学校
(共学)(IB校:MYPと日本語DP)

主に私立が多く公立が2校となっております。

また、教育大附属のみ中学校の3年間しかなく、それ以外は中高一貫校となっています。

学校によっては高校から編入生が入ることもあります。

入試方法は学校によって異なり、

一般の国数理社英で受ける学校もあれば、

適性検査面接で受ける学校もあります。

ちなみに私が通っていた

市立札幌開成中等教育学校の選抜方法は

適性検査とグループディスカッションでした。


首都圏の中学受験率は約23%ほどらしいですが、

札幌の中学受験率はかなり低いと思います😅

私の小学校は学年65人中5人程しか中学受験していませでした。

札幌の中心部の小学校だとまた事情が異なるかもしれません。

しかし、大体の中学校の倍率が2〜3倍なので、

やはり札幌の中学受験率は首都圏に比べると低いと考えられます。


しかし!私はそれが勝手に穴場だと考えています🫶

例えば、

私が通っていた市立札幌開成中等教育学校

国際バカロレア(IB)を導入しており

MYPDPを提供しています。

公立なので、授業料も無料です。

それでいて、毎年のように

海外大に進学する生徒がおり、

某Y財団生が2人います。

(それだけが開成の価値だとは思っていませんが)


こんなに質の高い教育が受けられるのに、

なんと倍率は約3倍!


そのため、首都圏の中学受験校に比べたら倍率が低く、合格しやすいと思います。

首都圏のレベルの高い中高一貫校と

似たような教育システム・実績を持ちつつ、

公立で授業料無料で、倍率が低いのは穴場
だと

勝手に思っています(😅)


他の札幌の中学受験校については

詳しくはこちらのウェブサイトで確認してみてください!


私の中学受験実績

2017年1月

・札幌日大中学校
・市立札幌開成中等教育学校

の2つを受験しました。

立命館も受けようか迷いましたが、第一希望の開成の合否がわかる前に、立命館の入学金を払わないといけなかったので、受験しなかったです。

結果は2校とも(ありがたいことに)合格🌸


ですが!


実は開成の2次試験で不合格をいただいていました😭

入学辞退者がいたため、

定員160人の161番目として追加合格で合格しました。

(辞退してくださった方に一生感謝です🥺)


塾での経験

中学受験までの簡単に通った塾の経歴をまとめます。

小学1年  チャレンジ1年生始める
小学4年  チャレンジ継続
      公文の英語と数学を始める
小学5年  チャレンジの中学受験講座を始める
      合わなくてチャレンジやめる
小5, 11月   「札幌進学プラザ開成中突破コース」に通い始める
小学6年  進学プラザ, 公文継続

おそらく、首都圏の方々からすると、

中学受験の塾に通い始めるのは遅かったと思います😅

私の第一志望だった開成中は、

適性検査と呼ばれる思考力・表現力を問う試験方法だったので、

特別な対策が必要でした。


適性検査Iの問題例です
適性検査Iは理系よりです
適性検査IIです。
適性検査IIは文系の問題です。


国語算数とは全く異なったスキルが求められるため、

塾で全国の中学受験の問題を解き、対策していました。


小学生の私の心中

結論から言うと、

中学受験をして良かったと思うし

当時小学生の自分も楽しんでいたので、

ポジティブな印象です!

ですが、やはり苦しく感じていたのも事実です。

当時の私が感じていたことを共有していきます💭


中学受験が当たり前ではない世界 in 札幌

先述したように私の小学校では

中学受験をする人はマイノリティでした。

中学受験するということを友達に一切伝えていませんでした。

中学受験をする!と伝えた時点で、

周りから違う目(?)で見られてしまうので、

自発的に中学受験することは伝えなかったです。

小学生の時から塾に通う人も、とっても少なく

中学受験組しか塾に通っていなかった印象です。

そのため、放課後に友達に

「〇〇公園で遊ぼう〜!!」

と言われても、

学校終わったらすぐに地下鉄に乗って

塾に行かないといけなかったため、

小5〜小6は

友達と放課後に遊ことができなかったのが

とても寂しかったです。

(それまでは毎日公園で遊ぶわんぱく少女だった😅)


一回だけ、友達と遊べないのが我慢できずに

塾の宿題をやらずに、

放課後に公園に遊びに行って

塾の宿題するのが遅れてしまい

母に怒られて泣いた記憶が今でも残っていて、

その時に

「あ、私はもうみんなと遊んじゃダメなんだ」

と現実を突きつけられた記憶が鮮明に覚えています。

愛の鞭ですね(笑)


これがもし、

私の周りもみんな中学受験に向けて塾に通っていたら

自分が遊べない環境に

違和感を覚えていなかったと思います。


そのため

中学受験、塾通いが当たり前ではない環境が、

小学生の私には少し辛い時期もありました。


公文のプリントの山を作るのが趣味でした。(公文生やりがち)


週4、年末年始も塾なの泣

火・木・日:進学プラザ
金    :公文

という1週間のスケジュールで

「休む暇がないじゃん!つら!

私まだ小学生なんですけど!!!」と、

正直思っていました。(笑)


進学プラザは、通常の開成中突破コースと日曜実践コースというのに通っていました。


塾の宿題とかはこんな感じの表でまとめられていました


また、小学6年生の夏休みには

1週間定山渓のホテルに監禁される勉強受験合宿がありました。

年末年始から試験前日まで

塾の直前講座毎日ありました。

12月31日1月1日〜3日も塾でした。


本当に、塾に通いすぎて、

「小学生の私の自由はどこに行ったのか」

と感じていました。

しかし、

「絶対に志望校に合格したい!!!」

という強い気持ちで仲間と一緒に走り抜けれたことは嬉しかったです。


学校終わりの塾が大好きだった

友達と一緒に遊べなくて悲しかったのですが、
塾の先生がとっても面白くて、
塾の授業を楽しんでいたのは確か
でした。

私が通っていた校舎は
生徒数が少なかったです。

いつも6人くらいの生徒で
こじんまりと少人数制で学べていたため、
発言する機会も多く、
純粋に授業を楽しんでいました。

塾に行くまでの地下鉄に乗っている間で
ハリーポッターを読む時間が大好きでした✨

素敵な塾と先生に出会えたことにとても感謝しています。

なので、中学受験が終わって、
その校舎を離れるのが寂しかったくらい、
塾は楽しんでいました。


塾で購入させられるリュック(もう捨てたけど)

開成の受験当日

塾に受験生みんな集まって激励会がありました。

そして、塾から試験会場まで

みんなでバス移動
しました。

みんな同じリュックを背負った集団

受験会場にいるので、

「仲間がいる!」と思い

安心して受験できました。

そのため、全く知らない周囲の受験者からしたら

「この集団は何なんだ」

と絶対思われていたと思います😅


リュックで同じ塾の人を判別できるので、

2次審査のグループ面接も

4人全員が同じ塾の人

話しやすかったです(笑)(たまたま)


永遠に「努力圏内」の模試

中学受験の模試

定期的に様々な塾により行われると思います。

私は主に札幌の塾である進学プラザ北大学力増進会開成中突破模試を受けていました。

ですが、結果は基本的にいつもよろしくなく、

ずっと合格率が約50%以下の「努力圏内」でした。

受験本番前の最後の模試でも

合格率が50%くらいだったため、

とてもショックで部屋でずっと

「今までの努力は何だったの??もう死にたい」

って泣き叫んでました。

(お母さんがたくさん慰めてくれましたが🥺)


やっぱり、小学生なので、

こんなに頑張って努力が報われないのは、

辛いですし、泣きたくなることはたくさんありました。


だからこそ、両親の方の温かいサポートがとても大切でした。

美味しいご飯を作ってくれるとか、

頑張りを認めてくれるとか、ちょっとしたことが、

私の心の精神安定剤になっていました。


第一志望不合格のからの追加合格

開成は合格者の受験番号がネット学校両方で開示されます。

一次の結果はネットで見たのですが、

二次の結果学校まで足を運んで見に行ってしまいました🤦‍♀️

張り出された瞬間に、

自分の受験番号がないことに気づいて、

「いや、見落としているだけかもしれない」

って自己正当化をめっちゃしたけど、

やっぱり自分の番号がなくて、

言葉にならない無力感、胸にぽっかり穴が空いた感じがしたのを今でも覚えています。。。


とりあえず、ショックすぎて、

その後の1週間の記憶は残っていません😇


で!!!!!

合格発表がされた1週間後の土曜日

追加合格者の発表がありました。

追加合格者には土曜の朝9時に家に電話がかかります。

母は「もしかしたら〜」と思って

9時前から電話の前にスタンバっていたそうです。

私は、

「開成は諦めた〜高校受験頑張ろう」という感じだったので、

その日は朝から習い事だった歌のレッスンに行きました。


するとレッスンの途中に母がやってきて、

追加合格だったことを伝えてくれました🌸


本当に9:00ぴったりに電話が来たらしくて

本当に161番目の合格者だったんだな〜と思いました。

(真相は誰が知っているか分かりませんがおそらく161番目だと信じている)


不合格で一旦どん底に落ちて、

高校受験は成功してやる!と意気込んでたところに、

やっぱり合格!という知らせを受けて、

感情と情報処理が追いついてない状態でした😅

なんだかんだで合格をいただけたのは本当に嬉しかったです。


しかし、

開成に入学した後は、

しばらく(というか6年間ずっと)

「自分は『追加合格者』なんだ」

というレッテルを自分で貼っちゃうこともあったりして

悩んだ時期もありました。


悩んだ時は友達も先生もサポートしてくれて、

前向きに考えられるようになりました。

全てに感謝の気持ちでいっぱいです🫶


誰のための受験なのか

かなりパーソナルな経験を紹介してきました。

それぞれの子どもが中学受験に対して

どういう想いを抱いているかは、

人それぞれだと思います。

しかし、子どもにとって一番大切だったのは

親のサポートだったと個人的には思いますし、

これはどの子にとっても大切なことだと思っています。


「親の期待に応えたい」
「良い成績をとらなきゃ」
「お母さんに褒められたい」
「お母さんを喜ばせたい」

といったプレッシャーに耐えながら、小学生の私は生きていました。


不合格だった時も

「ママ、パパ、ごめんね」

という言葉が咄嗟に出ました。


受験は誰のためのものなのか。

親を喜ばしてあげるためのもの?

いいえ。違います。

自分の未来を切り開くため、

自分のための受験であるべきだと思います。


だから、どうか保護者の皆さんには

必要最低限のサポートで良いので、

普通に子どもに接するのが

子どもにとっては一番嬉しいことだと思います。


毎日笑顔で「おかえり」「行ってらっしゃい」を言ってあげる。

毎日温かいご飯を作ってあげる。

ハグをしてあげる。

毎日その子の楽しかったことを聞いてあげる。

頑張りを褒めてあげる。

泣いても良いんだよって教えてあげる。


超基本の基本のことが、

毎日中学受験で心が苦しくなっている

子どもたちの心の緊張を和らげてあげられます。

(と信じてます!!)


少なくとも、私がそうでした。


お弁当箱開けたら、こういうサプライズ!があるのも
「忙しいのに私のために頑張って海苔切ってくれたんだ泣」と思って嬉しいし、ママありがとう🫶って感じで幸せになります。


この考え方は、中学受験だけでなく、

高校受験、

大学受験、

すべての過程に関係すると思います。


まとめ

自分で自分のことを「あなたは誰ですか??何様??」と、思いながら書きましたが、あくまで一個人の経験・意見として受け流していただけると嬉しいです🥺🤍

今回は、軽め〜から重め〜な話まで
記憶を呼び起こしながら書いてみました。

この記事が誰かのお役に立てれば嬉しいです。

今回も読んでくださりありがとうございました🌷

次回:DPとかIBとか掘り下げていきたいです

書くネタがそろそろ切れてきそうなので
「こういうの書いてほしい!」
というのがあったら絶賛募集中です🫶
コメントで教えてください〜!


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