\\成績3→🙈に上がったMath: AA HL//
こんにちは!
今回の科目が最後の授業紹介です🥲
(まだEEとTOKがありますが、、)
最後は「Group5:数学」についてご紹介します。
特に、DP科目で一番難しいとも言われている(噂)
Mathematics: Analysis and Apporaches HL
についてご紹介していきます。
Group 5 の科目
文科省の IBコンソーシアムによると
グループ4の科目には
の2つの科目が存在します。
私の学校では
数学:解析とアプローチ
(Mathematics: Analysis and Approaches)
をハイヤーレベルで
受講することが必須でした。
ですが、
日本語で受講するか、英語で受講するか
選択することができ、
DP生6人中、
4人が英語
2人が日本語
で、数学の授業を受講しました。
ちなみに私は日本語で受講しました。
DPの数学とは
私の母校のシラバスには以下のことが記載されています。
簡単に言うと、
「大学レベルの数学も普通にやるよ〜」
という感じです。
DP科目の中で、
一番勉強した科目だと思います😖
なぜ日本語で受けたの?
DP生のほとんどが数学を英語で受けているのに対し、
私は日本語数学を選びました。
それは、
私は数学がとても苦手だったからです。
日本語で学んでてさえも数学ができないのに、
英語で数学を学んだら、死んじゃうと思ったからです。
学校の先生方も、
私がとてつもなく数学が苦手なことを
知っていて、先生に
「あなたは数学苦手なことで有名だよね〜」
と言われたこともあります(笑)
なので、
数学は絶対に日本語で受ける!!!と心に決めていました。
実際、文章問題もあるので、
日本語で受けていてやっぱり良かったと改めて思います。
ですが、
教科書や過去問は英語なので、
結局、英語でも数学の問題は解けるようになりました。
そのため、
数学苦手な人は日本語で取るのを絶対お勧めする!!
とは言い切れない部分もあるので、
自分の苦手科目と英語で受講できる科目をよく考えてみてください✍️
日本の数学AB I II IIIとの違い
基本的な学習内容は、日本の高校数学と変わらない気がします。
しかし、日本の高校数学では習わない範囲も学びます。
主には
・微分方程式
・マクローリン展開
・オイラー法
・掃き出し法(ガウスの消去法)
・Further Function(日本語で何て言うんだろ。グラフの移動?)
・ベクトルの外積
・正規分布 with 関数電卓
が、日本の高校数学では習わない内容だと思います。
また、テスト形式も全く違います。
・公式集が配られる
・関数電卓の使用OK
が、日本の数学のテストと異なる点です。
公式覚えるの苦手だったので、
公式を覚えなくて良いのが
とてもありがたかったです。
特に、
2倍角の公式、
加法定理、
部分積分の公式、
マクローリン展開の公式
などを覚えずに済んだのが、
個人的に楽でした。
また、日本の高校数学と表記が異なります。
🇯🇵:loge → IB:ln
🇯🇵:cosθ+isinθ → IB:cisθ
🇯🇵:ベクトル表示 → IB:Cartesian form
などなど。
他にも何かあった気がしますが、
こんな感じで、日本の数学表記と異なる場合があります。
授業内容
※あくまでも私の学校の場合です
日本語のMathematics: Analysis and Approaches
を選択したのは2人だけだったので、
先生1人と生徒2人のマンツーマン授業でした。
さらに、
一緒に受けていた子が、
1ヶ月間トビタテ!留学JAPANで留学に行っており、
いなかったので、
私と先生の1対1授業もありました。
数学苦手な私にとって、
マンツーマン授業は、
分からないことがすぐ聞ける環境だったため、
とても良かったです😖
HL科目なので
週に3回、Math: AAの授業がありました。
1セッション=100分授業なので、
週300分はMath: AAの授業でした。
教科書
Haese Mathematics の教科書
教科書がとても分厚く重かったため、
家では紙の教科書
学校では電子版の教科書
と使い分けていました。
電子版は、1年間?無料で閲覧することができます。
ユニット
Topic 1:Number and Algebra
Topic 2:Functions
Topic 3:Geometry and Trigonometry
Topic 4:Statistics and Probability
Topic 5:Calculues
Topic 6:Toolkit and Exploration
数学にもトピックはありましたが、
上記のトピックごとには学びませんでした(多分)。
普通の高校のように、
微分方程式、
複素数平面、
三角関数、
ベクトル、
統計、
といったように
単元ごとで授業が進みました。
ちなみに、教科書が2冊あったと思いますが、
青い🔵教科書はDP始まって半年くらいで終了します。
メインは緑🟢の教科書ですが、
すでに習っている範囲も含まれているため、
複素数平面、微分方程式など
今まで習ってこなかった
単元のチャプターに焦点を当てて、
教科書を使うと言う感じです。
そのため、
DPの1年半であの分厚い教科書全ての内容を
1から始める感じではありませんでした。
授業の進め方
知識がなければ何も始まらない学問なので、
主には講義型の授業でした。
先生が、定理や公式について説明した後に、
実際に自分たちで問題を解いてみます。
そして、自分たちで解ければ良いですが、
解けられなかった時は、
先生が解説してくださいます。
自分たちでホワイトボードに書いて確かめ合うこともあります。
ただ問題を解くだけでなく、
パターンを見つけたり、
違う解き方で考えてみたりと、
難しいけど楽しい授業でした。
この写真にもあるように、
IBの数学の試験では、
プロセスが重視されます。
そのため、答えが間違っていても
そこに辿り着く過程が正しいならば、
点をもらえることがたくさんあります。
特にマークスキームが細かいので、
公式を書くだけで1点もらえたりと、
何かしら書けば点がもらえるかもしれない!!!
という希望があるのがDP数学の良いところだと思っています。
この写真の問題に、
sec 2x があると思います。
sin, cons, tan の他に、
DP数学では
sec, cosec, cotがあります!
これも日本の高校数学では習わない表記ですね!
ちなみに、
テストの写真を見てわかると思いますが、
DPの筆記試験は全て、
ボールペンでの回答です!!!
そのため、数学で途中式や回答が間違っても
消せないので、
斜線をたくさん引いてあげます。
Mathematics: Analysis & Approachesでは
正規分布や二項分布などの統計分野も習います。
ですが、関数電卓があるおかげで、
手で計算することはなく、
全て関数電卓で計算します。
例えば、
ジェシカはフロースローを80%成功させる。
ジェシカが10本のフリースローを打った時に、
ちょうど7本フリースローができる確率は何%か?
という問題があるとします。
この時に、
binompdf(10, 0.8, 7)
と関数電卓に打ち込むと、
答えがすぐ出ます!
他にも色々テクニックがあり、
それを授業中に先生が教えてくださいます。
ちなみに、
数学の先生に、
毎日1時間30分は数学の勉強しよう!
と言われていましたが、
全然守っていませんでした😅
(さすがに高3の時は頑張りました、、)
まとめ
DP生の中で
おそらく一番数学ができなかった私ですが、
DP数学は
勉強すればするほど理解できる(?)と思いました。
そして、
今まで数学の授業で楽しいと思ったことがなかったのですが、
数学の授業がとても大好きになりました!!
(得意不得意は別として)
生徒2人に先生1人という
少人数授業のおかげで、
分からないことは分からない
と、言えた部分が大きかったと思います。
また、
日本の高校数学よりも問題がややこしくなかったので
DP数学の問題形式が私に合っていたのかもしれません🤔💭
なので、日本の共通テストの数学は一問も解ける気がしません😇
本当に数学苦手すぎて、
数学のせいで何回泣いたか分からない私ですが、
なぜか最終試験でスコアが高かった科目でした。
私の数学の先生も、
私が数学で6取れるなんて思っていなかったそうです(笑)
(5は取れるとは思っていたそうですが😂)
数学苦手な私が、
数学の授業が楽しい!と思えちゃう
DP数学ってすごいな〜と思いました。
そう思わせてくださった先生や、
いつも数学教えてくれた友達に感謝です🫂🤍
数学のIAについてもまた後日ご紹介させていただきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました⛅️
次回:TOKについて