\\内部評価(IA)について:第1弾//
こんにちは。お久しぶりです〜!
後輩たちがもう Pre IA が始まっている(ハヤッ)
ということだったので、
6科目のうち3科目のIAについて今回はお話ししていきます💭
IAとは
DPスコアの仕組み
IAとは Internal Assessment の頭文字をとったものです。
日本語では「内部評価」と呼ばれています。
DPの試験は
・外部評価
・内部評価
の2つで構成されます。
この2つを簡単に説明すると以下のようになります。
各科目のスコアは外部評価と内部評価の両方によって決められます。
外部評価は完璧に外部機関によって採点されますが、
内部評価は学校の先生が一度評価した点数をもとに、
外部の人がその点数が妥当かどうかを判断します。
そのため、IAは学校内でつけられる成績とも言えます。
IAの点数配分
各科目における外部評価と内部評価の比重は以下のようになります。
私の場合はコロナの影響で paper 3がなくなったので、
IAの比重が大きくなり以下の点数配分でした。
概ね各科目の成績の
20%〜30%は IA が占める
と思っておくと良いと思います。
「たったの20%じゃん??」
と思ったら、それは大間違いです😖💦
IAは科目によりますが、
概ね20点前後で評価されます。
そのため、1点の価値が非常に大きく、
IAの1点が最終スコアの1点に大きく響く可能性もあるのです。
そのため、IAも真剣に取り組まなければならないのです。
IAでは何をするのか
IAでは主に、
各科目に関する学術論文を執筆します。
Group 1 と Group 2, Group 6 に関しては
論文ではなくインタビューや動画提出をします。
(後に各科目のIAについて詳しく述べています)
日本語文学のIA
個人口述
日本語文学のIAは個人口述です。
個人口述では
授業で扱った2つの文学作品に対するコメンタリーを
10分間プレゼンし、
5分間の先生からの質疑応答に答えます。
2つの文学作品のうち1つは日本人作家のもの、
もう1つは翻訳されたものでなければなりません。
それぞれの作品からそれぞれ40行以内の抜粋を自分で選択し、
グローバルな問題に関わらせて話します。
専用のメモ用紙が渡されますが、文章をメモしてはいけません。
そのため、自分が何を話すかをしっかり頭に入れておく必要があります。
先生と1対1で行い、音声は録音されます。
私の学校では6年生の4月に文学IAの本番がありました。
そのためDPの科目の中で最初の試験になりました。
私の例
選んだ文学作品:
・夕鶴(日本語作品)
・紙の動物園(翻訳作品)
テーマ:
異なるコミュニティー間に生じる衝突によって
顕在化する不合理な社会
文学の授業で習った
二項対立の文学構造を生かして、
自分で考えたテーマをもとに
具体的なグローバルな問題(資本主義社会、多民族国家など)
と関わらせて話しました。
私の場合は40点中26点でIAだけの評価だと5でした。
点数低いですが、練習よりも点数が少し伸びたので良かったです😅
English BのIA
Individual Oral
簡単にいうと約20分間のスピーキングテストです。
ただしいくつか独特なポイントがあります(笑)
試験の流れは以下の通りです。
文学作品のどこが本番の抜粋として選ばれるか
事前に知ることができないため、
どの場面が出されても話せるように、
物語を読み込むことが大切です。
ちなみに、試験は6年の夏休みに行われました。
私の例
私の学校の場合は英文学作品が
・Stargirl
・Animal Farm
の2作品でした。
そのため、本番の試験では
この2作品のどちらかの提示された抜粋を
選ばなければなりませんでした。
先輩と先生から、
「Animal Farm の方が話を展開させやすいから楽」
という話を聞いていたので、
本番でも Animal Farm を選択しました。
どういう質問をされたかどうかが全く記憶に残っていませんが、
授業中にみんなで質問を考え出して、
お互いに練習し合っていました。
でも話の内容的にはスターガールの方が好きです。。
歴史のIA
歴史研究
歴史家になったつもりで、
授業で学んだトピックをもとに
1つのトピックについて歴史研究を行います。
学校が定めている歴史のトピック範囲内であれば、
好きなテーマを選択することができます。
しかし!!
「10年ルール」と呼ばれるものがあり、
10年以内に起きた出来事については研究することはできません。
「歴史研究って何するの??」
って思いますよね😓
簡単に言うと、
歴史上の事例を分析したり評価することです。
例えば、、、
IB生なら分かるかもですが、
歴史の paper 2 の質問を自分で考えて分析する感じです!
まず、
メインで使用する2つの
一次資料と二次資料を選択しなければなりません。
セクション1で、それらの価値と限界について述べる必要があるからです。
セクション2では2つの資料をもとに
研究課題に明確に沿った批判的分析と、
分析から導き出せる結論を述べます。
自身の主張の妥当性を補強するために、
様々な資料を用いて根拠を述べる必要があります。
セクション3では歴史学の方法論や
歴史学者が直面する課題について
自らの研究から明らかになったことを考察します。
私の例
私の歴史のIAは、
びっくりするくらい酷い点数だったので、
何も参考にならないと思いますが、
一応紹介してみますね😓
(優秀で手本になるようなDP生ではなく申し訳ないです)
私のリサーチクエスチョン↓
このリサーチクエスチョンを選択した理由は
2つあります。
・日本の歴史の方が資料が日本の図書館で手に入りやすい
・ガダルカナル島っていう名前の響きが好きだった
一つ目の理由は非常に大切です。
一次資料を文献として用いることが勧められているため、
もしもロシアや中国、アメリカの歴史を分析するとなると、
外国語で書かれた資料を探し、
読み解かなければならないため、
時間と労力がかかってしまいます。
せっかく日本語で歴史の授業取っているのに、
文献を英語やロシア語で探すのは大変だと思います😖
日本の歴史を選択すると、
地元の図書館や防衛研究所の戦史叢書で
一次資料を見つけることができるため、
海外の歴史を選択するよりも、
比較的容易に資料を見つけることができます。
そのため、
海外の歴史に興味があっても、
IAは日本の歴史を選択することをお勧めします💭
まとめ
私は歴史のIAにとても後悔しています。
歴史のpaper 1 の点数は7だったのにも関わらず、
IAとpaper 2 が足を引きずってしまい、
歴史の評価は5となってしまいました。
特に歴史のIAはリサーチ時間が膨大にかかるので、
早め早めの準備をお勧めします。
自分が研究したい歴史 × 手元にある資料の量
がうまくマッチすれば良いですが、
「これ研究したいけど資料が全然見つからない😭」
状態が長い間続くと、大変です。
論文を書き始めるまでに時間がかかるため、
本当に早めに考え始めることをお勧めします!!!
ギリギリになって駆け込んでやると、
私のように浅い研究になって点数低くなっちゃいます泣
私の失敗を反面教師にして、
皆さんは良い点数を取れるように祈っています🥲
個人口述に関しては、
文学は先生にたくさん相談し練習する。
英語は英会話力あげる。
に尽きると思います。
特に英語に関して当日何聞かれるかさっぱり分からないので😖
最後まで読んでくださりありがとうございました🤍
次回:物理・生物・数学のIA